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「商売の創造」鈴木敏文

2004/04/29公開 更新
本のソムリエ
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商売の創造 (生活図書ピース)


【私の評価】★★★★☆(83点)


要約と感想レビュー

●「商売の原点」に続き、鈴木敏文さんが
 セブンイレブンの週一回開催される全体会議で
 言ってきたことがまとめられた一冊です。


 内容は最近のものに合わせてあるようなので、
 書き下ろしのような印象です。


 お客様の視点に立って、商品単品について
 仮説を立てて、仕入れる仕入れない、
 仕入れ数量などを試行錯誤するのです。


●「商売の原点」がよかったので
 類書ということで続けて買いましたが、
 この本も気づきがあって良かったです。


 これだけの企業秘密を公表して大丈夫なの?
 真似されないの?と思いましたが、
 何十年も鍛え上げたセブンイレブンの風土は
 簡単に真似できないだろう!という
 自信なのかもしれません。


 それとも、そろそろ自分の実績を
 この世に残そうとしているのでしょうか?


この本で私が共感した名言

・「私たち(小売業)が仕事をしていく中でもっとも危険なのはマンネリ化です。」(p28)


<メルマガで危険なのもマンネリ化ですね。今日から、共感したところにコメントを入れることにしました。>


・「ものごとに妥協することがあっては、向上はありえません。この商品がよくないと思っても、「商品部にそんなことを言ったら、相手を怒らせてまずいことになるのではないか」などと考えて、本来やるべきことをやらず、言わなければならないことを言わないでいるようでは、業績は低迷していくばかりです。こういう時代だからこそ、妥協は絶対に許されないのに。」(p87)


 <確かに自分の仕事で、「これを言ったら手続きが大変だ」とか「これを言ったら徹夜だな」とか考えて、言うべきことを言わないですましたことがありました。これでは鈴木敏文さんにはなれないということですね。>


・私たちの仕事では、単品管理がすべての基礎になります。(p123)


<私の仕事では、機器の単品管理が必要ということになりますね>


・いまの商売のやり方は、お客様にとっての価値から見て、これはと思うものについては、最初に十分なフェイスをとって徹底して売り込むことが重要です。もちろん、フェイスを増やすだけでなく、POP(店頭販促広告)をつけたり、声がけをしたりすることも忘れてはなりません。(p58)


 <今は物が十分足りていますから、お客さまはこれがほしい!なんて考えていません。お店が勧めているものを見て、これよさそうじゃん、と言って買っていくのです。>


商売の創造 (生活図書ピース)


【私の評価】★★★★☆(83点)


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