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「免疫革命」安保徹

2004/03/18公開 更新
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免疫革命

【私の評価】★★★☆☆(77点)


●中学校の頃、テニスの練習中に
 「水を飲んではいけない」と
 言われていました。


 いまでは、脱水症状にならないように
 水分補給するのはあたりまえになっています。


●医者の世界でも同じで、昭和四十年代までは
 下痢の激しい患者には
 水を飲ませないのが常識だったそうです。


 下痢で脱水症状がでているのに医者に水を止められて
 亡くなった人がいます。なんでそんな正反対のことが
 常識になってしまうのでしょうか?


 ガンへの対応も同じで、
 免疫力が弱くなってガンになっているのに、
 手術、抗ガン剤、放射線で免疫力をどんどん弱くしています。
 なにかがおかしいですね。


■免疫療法の本ですが、これを食べると免疫力が上がるので
 買いなさいというような金儲けではなく、
 あくまで現実を直視し医学として考えているところが
 説得力を持っているところだと思います。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・ガンの三大療法(手術、抗ガン剤、放射線治療)はいずれも、
 ガンを自然退縮に導く身体の力、すなわち免疫力を
 徹底的に抑制してしまうものであり、ガンを根本的に治すという
 目的には本来的に適さないものなのです。


・結局、あのガンの壮絶な苦しみのほとんどは、
 現代医療が生みだしているものなのです。


・消炎鎮痛剤が全身病を誘発している・・・・・・
 結局痛みというのは、筋肉や関節組織を修復するために
 起っている反応なので、ほんとうは積極的に
 進めてやるべきことであり、止めることではないわけです。


・私たちが気づいたのは、ガン患者のほとんどが、
 リンパ球が減って免疫抑制の状態になっている、
 ということです。・・・・・・
 ガンが見つかったら、
 まずリンパ球の増減を把握してください。


・ガンが見つかってしまったら、発ガンした場所に
 血流が増えるような体操をするべきだと思います。


・ステロイドが成人のアトピーを増やしている・・・
 このように、ステロイドには重大な副作用があるのです。


・まだ体力のたくさんある若い人や急性の疾患の場合には
 西洋医学ですばやく対処し、
 慢性的で長く時間をかけて
 とりくまなければならない症状の場合は、
 身体の治癒力を上げるような代替医学をためす、
 といった、より効果的な選択ができると思います。


免疫革命
免疫革命
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安保 徹
講談社インターナショナル
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おすすめ度の平均: 4.0
5 改めて知る自分の体
5 まさに教祖・・
2 あくまで理論の本
5 究極の医学・免疫学と出合う。
5 目先しか見てない現代医学、気をつけろ

【私の評価】★★★☆☆(77点)



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