「駕篭に乗る人担ぐ人―自民党裏面史に学ぶ」早坂茂三
2004/02/23公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(73点)
要約と感想レビュー
●角栄は毎日、夜中の十二時から
午前三時まで起きていたそうです。
何をしていたのか。
なんと「国会便覧」と地図を片手に、
議員、秘書、役人などの略歴、
選挙区などを勉強していたというのです。
●すべての国会議員の勤続年数、
選挙区、年齢まで空で言えるのです。
これなら、相手の考えていることが
手にとるように分かるし、
あなたのことは全て知っていますよと
ビックリさせることも簡単なはずです。
●さらに私が泣いたのは、後援会の団体が来ると、
お婆さんにフルネームで話し掛けることです。
「おい、○○トメさん、オヤジはまだ、抱いてくれるか」
こんなことが何十回もあったというのです。
●田中角栄は、"人の心を知っている
"コンピュータ付きブルドーザだったのです。
この本で私が共感した名言
・人脈を作るには、日常不断の細心な気配りが要る。約束したら実行する。できないことは引き受けない。ウソをつかない。人の好き嫌いをしない。他人の悪口を言わない。・・・欠点に目をつむり、長所を引き出し、自分に役立てる。年寄り、目上の人を立て、仲間に先をゆずり、下の者にいばらない。面倒な仕事は率先して引き受け、他人の見えないところで汗を流し、・・・。
・誰に対しても、腰骨を直角に折り曲げて、おじぎをしろ。(角栄)
・すぐれた指導者は、人間を好き嫌いしない。能力を見分けて、要所、要所に配置する。進むべき方向を明確に示し、後は裁量に任せる。信賞必罰。緩急自在に部下を使う。肝心なのは、大事を任せられる人を見つけることだ。
・人間とは何か、社会とは何か。学ぶべきは、その二つだ。
▼引用は下記の書籍からです。
集英社
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【私の評価】★★★☆☆(73点)
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