「話を聞かない男、地図が読めない女」アラン・ピーズ＋バーバラ・ピーズ

【私の評価】★★★☆☆（75点）

要約と感想レビュー

　この本を読んで、男と女の特徴を聞いてクスっと笑えるのは、だれでも心当たりがあるからでしょう。男はどうして、迷っても車を止めて地図を見ないのか？相談を受けた女に解決策を提案して怒られるのか？

　男は狩りをしなくてはならないから方向感覚がある冒険野郎だし、女は「そうだよね」という寄り添う言葉を待っている包容力のある動物なのでしょう。

　男は外に出て成果を出さないといけないから、解決策を求めます。一方、女性は内にいて人間関係を重視しますので、ただコミュニケーションができれば十分なのです。

　男と女の人間関係から、私たちは逃げることはできません。この本は結婚しないと分からない男と女の付き合うコツを教えてくれますので、若い人にお薦めです。とはいえ、読まなくてもいずれ経験することになるでしょうけどね。

この本で私が共感した名言

・妻ときたら、私のコートについたブロンドの髪の毛なら、五十メートル離れていても目ざとく発見するのに、車庫入れのときはかならずうしろを扉にぶつけるんだ。

・「いつだったか、妻に半年間話しかけなかったことがあったんです。彼女のおしゃべりに口をはさみたくなかったもので」

・女の空間能力が劣っているのは、男以外の生きものを追いかけたことがないから。

・女が悩みについて話すのは、ストレス軽減策にすぎない。聞いてもらいたいだけで、解消してほしいとは思っていないのだ。

・ＰＭＳ（月経前症候群）の女とテロリストのちがいは？テロリストなら話せばわかってくれる。

・「中年の危機」を迎えた男と、サーカスのピエロのちがいは？どっちも見た目はこっけいだが、ピエロはそれを自分でわかっている。

・女は愛する男とたくさんセックスしたがる。男はとにかくセックスをたくさんしたがる。

・女は部屋を暗くしてセックスするのが好き－明るいと、ひとりで楽しんでいる男が見えてしゃくだから。男は明るい部屋でセックスしたがる－女の名前をまちがえて呼ばないために。

【私の評価】★★★☆☆（75点）

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