「なぜ、この人たちは金持ちになったのか」トマス・Ｊ・スタンリー

【私の評価】★★★☆☆（73点）

要約と感想レビュー

多くの億万長者を分析した本がありますが、いずれも結論は同じです。収入を増やすこと、支出を減らすこと、適切な投資をすること。当たり前の結論です。膨大なデータから分析し、内容もいいのですが、ちょっと長めなので飛ばして読めない人にはお薦めしません。

典型的な億万長者というのは、いたって質素なもんだよ。

大事なことは、お金持ちはお金が好きなのであって、お金を使うことが好きなのではないということです。お金を使うことが好きな人だといくら収入が多くてもお金は貯まらないのです。収入の中で生活することが、お金を貯める王道なのです。

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この本で私が共感した名言

・人生でいちばん素晴らしいものはタダで、あるいはほとんど金をかけずに楽しめるものです。友だちをもてなしたり、投資の勉強をしたり、子供たちのスポーツ大会を観戦したりするのに、あまり費用はかかりません。

・みんなが家を売るときに金持ちは買う

・「何が何でも成功してやるという、心の内に燃えるもの」は、自分にぴったりの職業が見つかったときに自然と生じる感情だとドンは言う。

・目的もなしに大学に通うのは、かなり辛い。

【私の評価】★★★☆☆（73点）

目次

１　本当の金持ちってどんな人？
２　億万長者への３０の質問
３　天才・秀才は金持ちになれない
４　チャンスとリスク、勇気と恐怖
５　金持ちになれる仕事、なれない仕事
６　金持ちになるための配偶者の選び方
７　買い物上手こそ金持ちへの道
８　金持ちの家をのぞいてみよう
９　億万長者のライフスタイル―現実と幻想
１０　ミリオネア・マインドを身につけよう

著者経歴

トマス・Ｊ・スタンリー（Thomas J. Stanley）・・・ニューヨーク州立大学オルバニー校マーケティング学部名誉教授。スタンリーのパートナーとして数々の研究調査に参画してきた。また、ジャーナル・オブ・コンシューマー・リサーチ誌をはじめとする多くの経済メディアでも活躍。ニューヨーク在住