「抵抗勢力との向き合い方」榊巻 亮

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抵抗勢力との向き合い方

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■数多くの業務改革プロジェクトを
 行ったコンサルタントが教える
 抵抗勢力との付き合い方です。


 業務改革しようと思えば、
 現場の抵抗があるのは
 当然のことでしょう。


 改革に前向きと思われた人が、
 最終段階で抵抗勢力だった、ということも
 よくあることのようです。


・実行局面に来て「聞いていませんよ」と
 言われて困惑したことがある。・・
 二度、三度と説明に出向き、相手も
 前向きに捉えてくれていたはずだった(p22)


■こうした抵抗勢力への向き合い方は、
 相手を理解すること。
 反論するにしても、理解してからです。


 どんなに小さな疑問や、
 モヤモヤ感も見逃しません。
 そのためには、打ち合わせで、
 参加者の顔をよく見る。


 そして、抵抗は事前に予測して、
 対処法を決めておきます。
 最終兵器は人事異動です。


・私は常に会議の参加者の様子を相当見ている・・
 つまらなさそうな顔をしていないかなど、
 とにかく人を見る。人は違和感や不安を覚えると
 即、表情や態度に表れる(p33)


■その他にも、
 意思決定の手続き、目標、
 コンセプト、スケジュールなど
 決まったことを書類に書いておく。


 代役を立てて個別撃破する、
 サボり対策を事前に策定するなど
 実践的な内容でした。


 数多くの経験に裏打ちされた
 貴重な助言ですね。


 榊巻さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・共有すべきものは資料に落とす・・
 ゴール・コンセプト・必要性・・
 何が変わるのか・・
 懸念事項は何か・・
 意思決定のプロセス(p42)


・いつ、誰から誰へ、どんな媒体で、
 どんな内容を伝えるのかを、
 事前に細かく設計してしまう(p46)


・難しいのはグループ会社や協力会社が絡むケースだ・・
 部門に閉じた視点を全社視点に広げるしかない。
 それには「全体を俯瞰する絵」を
 描くことが有効だ(p70)


・「現状に課題がある」と言われると、
 すごい拒否反応を示す人がいる・・
 「将来に向けて改善の余地があるのかどうか」
 を語る。(p78)


・組織を動かすには
 「誰の口から話されるか」も、
 中身と同じくらい重要なのだ(p82)


・実行局面では「サボる人が必ず出てくる」ことを
 事前にトップに伝えておく。
 実際にサボりが出たときは、
 トップから圧力をかけてもらったり、
 場合によっては人事異動が必要かもしれないと、
 事前にインプットしておくのだ(p97)


・「与えられたゴール」から
 「俺たちのゴール」へ変える・・
 この先で抵抗と向き合う土台になる(p133)


・グラウンドルールを書き出す
  ・全社視点で考える
  ・セッション中に意見を出し切る
   議論し尽くす
  ・不安、モヤモヤをためない
  ・アイデアを否定しない・・(p152)


メンバーの意見は、極力否定しない(p155)


・メンバーが30点の案しか出せなかったとしても、
 リーダーが自分の案を一方的に
 ゴリ押しするのは良くない・・
 30点のアンとリーダーの案を掛け合わせ、
 より優れた案にしていく・・(p157)


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■目次

≪第1章 抵抗とは何か≫抵抗は至るところで発生する
≪第2章 計画策定期≫隠れた抵抗に対応する
≪第3章 計画策定期≫表立った抵抗に対応する
≪第4章 施策実行期≫サボタージュに対応する
≪第5章 立ち上げ期≫「立ち上げ期」の重要性を知る
≪第6章 立ち上げ期≫納得度が高いプロジェクトゴールを定める
≪第7章 立ち上げ期≫プロジェクトチームの熱量を上げる
≪第8章 立ち上げ期≫経営陣を味方に付ける


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