「STAP細胞はなぜ潰されたのか ~小保方晴子『あの日』の真実~」渋谷 一郎

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STAP細胞はなぜ潰されたのか ~小保方晴子『あの日』の真実~

【私の評価】★★☆☆☆(68点)


■STAP細胞ですべてを失った
 小保方さんを支持する一冊です。


 小保方さんは『あの日』の中で
 自分の潔白を説明しています。


 小保方さんの主張は、

 私はSTAP細胞は作りました。
 ただ、STAP幹細胞からキメラマウスまでは
 若山先生と若山研究室が作っていたのです、

 ということです。


・小保方氏は・・STAP細胞を作製し、
 若山氏に渡す。若山氏はSTAP幹細胞および
 FI幹細胞を樹立して、若山研のメンバーとともに
 キメラマウスの作製や胎児や胎盤の形成を行い、
 論文化するという手順だ(p60)


■真相については理研の調査委員会が
 正式なものとなっていますが、
 この本での疑問は次の3つです。


 マスコミはアンチ小保方氏と思われる
 関係者の情報リークだけを参考に
 報道して、印象操作している。


 STAP細胞とSTAP幹細胞が
 同列視され、若山氏の責任が
 全く問われていない。


 若山氏から「あの日」への反論がない。


 反論や矛盾が検証されない
 現代の村八分、魔女狩り、組織的いじめ、
 と同じということです。


・どちらが正しいのか。
 『あの日』の記述は・・『捏造の科学者』の
 記述は間違っていますよと指摘している・・
 『あの日』には若山氏の行動に対する疑問や
 批判箇所が随所に登場する(p156)


■『あの日』に書かれてあること以外で、
 小保方さんを支える新たな
 事実はないようです。


 新たな"sengoku38"が出てくるしか
 真相は見えてこないのかもしれません。


 渋谷さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・スフェア細胞もキメラマウスの実験なしに
 論文化したように、いま実験を進めている研究も、
 キメラマウスにこだわらなくともよいのではないかと
 小保方氏は考えていた(p45)


・小保方氏はSTAP幹細胞、FI幹細胞および
 キメラマウスの作製には
 まったく関与していないのである。
 それでなぜ小保方氏のみ犯人扱いをするのか、
 まったく不可解である(p60)


・検証実験はほぼ論文通りに行われることになり、
 小保方氏も手足を縛られたような状況の下で
 検証実験に参加することになった。
 しかし、キメラマウスの作製に必要不可欠な
 若山氏の参加は見送られた(p116)


・「NHKスペシャル調査報告STAP細胞不正の深層」
 (7月27日)で何が問題なのか。・・
 誤りであったと訂正された6月16日の若山会見を
 そのまま内容に盛り込んでいることだ。
 そして、登場人物のすべてSTAP細胞の存在に
 疑念を持つ人たちばかりであったこと(p186)


・いち早く論文不正問題を批判し、小保方氏を厳しく
 追及した分子生物学会理事長(当時)の大隅典子氏、
 同様にTwitterで理研の姿勢を厳しく批判した理研の
 高橋政代氏、「日経サイエンス」誌の編集者である
 古田彩氏、同じく科学ライターの詫摩雅子氏、
 笹井氏、小保方氏らを批判的に取り上げ、
 『捏造の科学者』で大宅賞を受賞した
 毎日新聞記者須田桃子氏らである(p244)


STAP細胞はなぜ潰されたのか ~小保方晴子『あの日』の真実~
渋谷 一郎
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)


■目次

第一章 STAP細胞を発見するまで
第二章 小保方氏の最も幸せな時間
第三章 STAP細胞は存在すると言える4つの理由
第四章 STAP細胞の何が問題になったのか
第五章 問題個所は本当に問題だったのか
第六章 STAP細胞の捏造報道を検証する
第七章 早稲田大学の博士論文取り消しは正しかったのか
第八章 『あの日』出版の衝撃


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