【書評】思ったより面白い「おとな数学塾」中島隆夫
2020/12/20公開 更新

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【私の評価】★★☆☆☆(67点)
要約と感想レビュー
因数分解、素数、方程式、関数、円の定理などについてわかりやすく解説する一冊。中学、高校で学んだことを社会人で学んでみると試験がないと楽しいんだ、とわかります。
そもそも数学は美術、科学と並び一般教養として重要なものです。
まずは基本的なところをこうした本で押さえておいて好きな人は深堀りしてみると良いと思います。
中島さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・中国の『九章算術』(紀元前1世紀から紀元後2世紀の間に書かれたといわれる数学の本)には「正を無入(0のこと)から引いて負とし、負を無入から引いて正とする」という記述があって、著者は明らかに正負の概念を持っていたことがわかります(p11)
・素数が無限に存在することは、すでに紀元前3世紀頃のユークリッドが著書『原論』でエレガントに証明しています(p37)
・3次方程式の一般的解法は、イタリアの数学者タルタリア(1499~1557)が発見しました・・・カルダノは「就職を斡旋してあげる」と甘言(かんげん)を弄して、とうとう「絶対に他言しない」という約束で、教えてもらいます・・・現在、3次元方程式の解法は「カルダノの公式」と呼ばれています(p87)
【私の評価】★★☆☆☆(67点)
目次
なぜ負の数×負の数は正の数になるのか
なぜ文字式は便利なのか
因数分解って役に立つの?
素数の不思議
平方根って何?
方程式の威力
方程式の威力連立方程式
方程式の威力2次方程式
関数なんかこわくない
関数なんかこわくない1次関数
関数なんかこわくない2乗に比例する関数
いろいろな円のお話
世界を変えたピタゴラスの定理
著者経歴
中島 隆夫(なかじま たかお)・・・元、公立中学校数学教諭。現、公益財団法人日本数学検定協会認定プロA級コーチャー。神戸新聞文化センター数学講師。その他市民講座や近鉄文化サロンで市民向け数学講師を務める。
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