「「君主論」55の教え」ニッコロ・マキアヴェリ

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「君主論」55の教え (知的生きかた文庫)

【私の評価】★★★★★(91点)


■「君主論」といえば
 16世紀のイタリア・メディチ家に対する
 性悪説に基づく助言です。


 その基本は、
 市民から愛され、
 恐れられること。


 そして、避けるべきは、
 市民からの
 憎しみと軽蔑です。


・自らが治める市民に愛されることはもちろんけっこう。
 また、恐れられることもけっこうだ。
 しかし、憎まれることと、軽蔑されることは
 あってはならない(p7)


■では、軽蔑される行動とは、
 どういうものでしょうか。


 それは、まわりのアドバイスに
 ふりまわされること。


 自分の考えに信念がなく、
 判断がぶれるリーダーです。


・まわりのアドバイスばかり聞いて、
 それにふりまわされていると、
 君主にとってもっとも恐ろしいことの一つ、
 「軽蔑」を招く
(p9)


■君主と市民という関係を
 上司と部下に置き換えれば、
 とてもリアルに感じました。


 優秀であっても、
 自分に逆らう可能性のある部下は
 遠ざけたほうがいい。


 やはり舐められると
 だめなのですね。


 マキアヴェリさん、
 良い本をありがとうございました。


────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・部下は「潰すか」
 「伸ばす」かだ(p20)


・そもそも人間は、「恐れている者」を
 傷つけるとうことにはためらいを持つが、
 「愛している者」を傷つけるということには、
 ほとんどためらいを持たない(p83)


・リーダーになるために必要な「九つの条件」・・
 1 敵からの脅威を受けずに、回避すること・・
 4 市民や兵士に愛されつつも、
   怖れられるようにすること
 5 リーダーを攻撃する可能性を持つ者を
   抹殺すること
(p121)


・あなたが新しい領土を手に入れて、
 その地をマネジメントすることになったとしたら、
 次の二つの鉄則を思い出してほしい。
 1 旧リーダーの家系を、完全に根絶やしにしてしまうこと
 2 その土地の法律や税制は変えないこと(p25)


・もし抵抗する者が現れた場合には、
 軍事力をもってしてでも、
 その信念をつらぬく準備が必要となる(p56)


・ボルジア公のような冷酷なリーダーは、
 きわめてごくわずかな罰を、
 わずかな者たちに与えるだけである。
 したがって冷酷なリーダーは、 
 無法地帯を放置し、たくさんの人々に
 被害を与えてしまうリーダーよりも、
 よっぽど「慈悲深い」(p80)


・スキピオの慈悲心があまりにも深すぎた・・
 彼がリーダーでなかったら、みなから
 愛されていただろう。しかし、ことリーダーの
 座についたら、そのキャラクターは
 ただ有害なのである(p89)


・もし傭兵長が有能であれば、
 リーダーは彼を決して信用してはならない

 なぜなら、彼は自らの雇い主であるリーダーに
 圧力をかけたり、逆らったりして、つねに
 権力の強化を狙っているからだ(p157)


・リーダーにとっては、中立でいることよりも、
 明確に味方と敵を分けておくほうが、
 つねに有益なのである(p215)


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■目次

第一章 「頭のいいリーダー」が、いつも心がけていること
第二章 成功するリーダーは、こんな「資質」を持っている!
第三章 偉大な先人から、「マネジメントの極意」を学べ
第四章 もっとチームを強くする、「人を動かす」原理原則
第五章 プロフェッショナルなら知っておきたいこのスキル
第六章 「本物のリーダー」へと、今まさに進化しているあなたへ




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