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「人生を楽しみたければピンで立て!」藤巻幸大、阿久津康弘

2013/06/04公開 更新
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人生を楽しみたければ ピンで立て!


【私の評価】★★★★☆(83点)


要約と感想レビュー

 藤巻さんは、伊勢丹で数々の売り場をプロデュース。その後、ストッキングの福助の社長や、セブン&アイ生活デザイン研究所やイトーヨーカドーの役員などを歴任しています。


 いわゆるアパレル・マーケティングのプロなのですね。


・僕も20代の頃は大きな夢を持っていた。フジマキらしくないと思われるかもしれないけれど、伊勢丹の社長になりたかった。(p19)


 藤巻さんの驚異的なのは、情報収集へのこだわりです。なんでもやってみる。なんでも聞いてみる。新幹線に乗ったら、売り子の女性を捕まえて離しません。


・新幹線に乗るなり、社内販売の女性に話しかけていた。「このコーヒーおいしいね。どこの豆ですか?」「今はどんな商品がおすすめですか?」「毎日、どれぐらいのシフトで働いているんですか?」(p196)


 どうしてこうした行動ができるかといえば、コンプレックスがあったといいます。


 いつか成功してやる!いつか見返してやる!と思っていた。


 それは、大きな夢があったからこそ、大きなコンプレックスがあった。コンプレックスとは夢の自分と現在の自分との差なのでしょう。


・心の底で「いつか見返してやる!」ってずっと思っていたから、ビジネスで成功することができたのだと思う。(p32)


 出し切ってきた人なんだなあ~、と思いながら読んでいました。100%出し切ってきた人は、40歳になっても50歳になっても出し切る人であり続けるのでしょう。


 藤巻さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・ピンで立っている人は「雇われている」感覚がないのも特徴だ。「自分の仕事で会社に利益をもたらし、その利益の一部を給料として受け取る」(p30)


・「今は本当にやりたいことをやれていないから、本気を出すときじゃない」などと思っていると、本気を出すときはいつまでも来ない(p56)


・デパ地下で話題の食べ物を試食したり、なかなか手の届かない一流ブランドの服を試着してみたり、ディーラーに出かけて高級外車に試乗したり、とにかくタダでできる経験は片っ端からやってみた(p91)


・20代の頃は今以上に本を読んでいた。週3冊くらいのペースで、年間200冊ぐらいは読んだ。とにかくいろんなジャンルの本を読んだ(p94)


3カ月に1度は海外旅行をする知ったつもりにならず「実際に体験してみる」こと(p100)


・僕はいつも時代の先端で生きる人たちに「じか当たり」をして、知識を吸収してきた。じか当たりとは、面識のない人に体当たりをして、会って話をしてもらえるようにお願いをすること(p115)


・「この人はどんなことにこだわっているか」と聞いてみるといい。誰でも、自分に興味を持ってもらえるのは嬉しいし、興味を持ってもらえた相手に関心がわく(p72)


・聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥・・・知らないことを恥ずかしく思うのではなく、新しい出会いだと思えばいい(p152)


・タクシーでは運転手と会話を始める。「どんな層のお客さんが多いんですか?」「あそこのホテルは評判いいですか?」「今人気のラーメン屋さんはどこですか?」(p197)


人生を楽しみたければ ピンで立て!
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藤巻 幸大 阿久津 康弘
あさ出版
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【私の評価】★★★★☆(83点)



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目次

プロローグ 真似をやめて、唯一無二のオリジナルを目指そう
第1章 The rule of the heart 夢なき者に理想なし
第2章 The rule of action 行動が世界を変える
第3章 The rule of communication コミュニケーションを武器にしろ
第4章 The rule of marketing 成功のカギはマーケティングにあり
第5章 The rule of my brand「自分ブランド」を確立させる


著者経歴

 藤巻幸大(ふじまき ゆきお)・・・参議院議員・株式会社シカタ代表取締役プロデューサー・株式会社テトラスター代表取締役社長・株式会社トランジットジェネラルオフィス特別顧問ほか。1960年東京生まれ。2014年没。上智大学経済学部経営学科卒業後、伊勢丹に入社。「解放区」「リ・スタイル」「BPQC」など数々の売り場をプロデュース、バーニーズジャパン設立に参画、婦人服を担当する。伊勢丹退社後、アパレル会社、バッグ会社の役員を経て2003年福助株式会社の社長を務め一年半で再建を果たす


 阿久津康弘(あくつ やすひろ)・・・東京国際コンサルティング株式会社代表取締役。公認不正検査士・内部統制評価指導士。1967年兵庫県生まれ、埼玉県育ち。東京大学経済学部卒業、株式会社第一勧業銀行入行。同行築地支店を振り出しに、本店営業部等を経て、みずほフィナンシャルグループに統合後は、みずほコーポレート銀行において経営企画セクションで活躍、退職時はみずほ銀行人事部参事役。経営コンサルタントとして独立。


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