「元ドイツ情報局員が明かす心に入り込む技術」レオ・マルティン

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元ドイツ情報局員が明かす心に入り込む技術

【私の評価】★★★★★(92点)


■ドイツ情報局員が明かす情報提供者の
 スカウト方法です。

 実際に情報提供者との接触から獲得まで
 実例を通じて学んでいきます。


 まず、驚いたのは、
 スカウトは脅しではなく、
 信頼から始まるということ。

 情報提供者は、
 自らの意志で情報を提供するように
 情報機関によって導かれるのです。


親密感や信頼は意識的につくることができるのだ。・・・
 出来事や体験や考え方を土台として少しずつ築くものだ。
 情報員はこうした状況を綿密に演出する(p10)


■情報提供者と親密になるのは、
 普通の人間関係と同じです。


 相手のことを知る。

 相手の良い面を見る

 相手のことを質問する。

 約束を守る


 こうしたことの小さいことの積み重ねが、
 相手の信頼を獲得するための道なのです。

 これは人間の性質として
 共通のことなのでしょう。 


・相手のよい面を少なくとも一つ見つけることに
 慣れてしまえば、自然にいつもするようになる・・・
 これが、よい関係の前提だ。・・・優秀な情報員ほど
 よい面をたくさん見つけることができる(p29)


■同時に、情報提供者をテストします。

 信頼に値する人間かどうか
 試すのです。

 これは普通の人間関係でも
 やっていることかもしれません。


・あなたも新しい知り合いとの関係の育成機関に
 いくつかのテストをするといい。・・・
 信頼に値する人だろうか。すると言ったことを
 きちんとするだろうか
。約束の時間に来るだろうか(p175)


■信頼関係を築きながら、
 相手がどうすれば
 こちらの目標・・つまり情報提供に
 協力してくれるか考えます。

 金がほしいのか。

 子どもを幸せにしたいのか。


 ときには、相手の拒絶、
 緊張関係になることもあります。

 しかし、情報局員は
 そうした緊張さえも
 信頼強化に利用するのです。


・情報員は、摩擦があったとき自信を持って行動する。
 そのような状況は、自分に向けられた信頼を強める
 最高のチャンス
であることを知っている。(p77)


■中国上海の総領事館の通信担当者が

 「国を売ることはできない」

 と自殺したことがありました。

 私は、情報提供者を作るためには、
 弱みを握り、脅すことが
 常識と考えていました。


 そうした方法もあるのでしょうが、
 信頼関係を高めてスパイを獲得する方法も
 あるのですね。


 ドキドキしながら最後まで読むことが
 できましたので、★5とします。

 マルティンさん、
 良い本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・『人は服装によって作られる』・・・
 服装や外見によって、周囲があなたを見る目や
 扱う態度が違ってくる(p48)


・自分の基本的欲求が何か、あなたは知っているだろうか。
 ・・・安心感、愛情、称賛・・・
 これが、誰もが望む基本的な欲求だ(p89)


・習慣によって短期間で親密さが生まれる・・・
 定期的に行う儀式をアレンジすることによって、
 共通の体験と習慣を組み合わせれば、効果は高まる。(p276)


・話し相手の態度を注意深く観察するのと同じように、
 自分の態度も観察したい・・・頭に入れておいて欲しいのは、
 相手や相手の決定にあなたの人生が左右されることはない
 ということだ。あなたには重要な目標がある。(p151)


・あなたが想像することは、そのとおりになる。
 だから次のような文を使いたい。
 「私は必ず目標を達成する」「私は・・・(p69)


・目標を立てるとき、期限を決めること。
 また、目標をいくつかのステップに分けること
 そうすれば、正しい道を進んでいるかどうか、
 随時チェックすることができる(p41)


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【私の評価】★★★★★(92点)


■目次

1 入口を通過するための暗号を知ろう
2 特徴を明確にする段階
3 育成段階
4 ここからは安全地帯--ただし、極秘


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