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「コミュニティが顧客を連れてくる 愛される店・地域のつくり方」久繁 哲之介

2012/10/04公開 更新
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「コミュニティが顧客を連れてくる 愛される店・地域のつくり方」久繁 哲之介


【私の評価】★★★☆☆(73点)


要約と感想レビュー

 地方都市、地域でのマーケティングを考える一冊です。人口減少、経済縮小でシャッター街が増えています。の流れを変えるためには、一つひとつのお店のオーナーが頑張るしかないようです。例えば、「商店主の顔が見える店」を作るのです。個性的なお店、オーナーとなり、顧客から「応援したい」と思われるようにならなくてはならないのでしょう。


 大企業であれば、規模の経済、効率性を追求することができます。しかし、個人事業主であれば、自分の個性を生かすしかない。いわば、自分をブランド化するしかないのです。物語をつくって、それをお客に知ってもらう。自分のお店を中心に仲間のコミュニティを作るのです。


・商品の背後にある物語を伝えると、クチコミが起きる(p42)


 成功の秘訣は、物語を作ることだという。主人公であるオーナーが、従業員やキャスト(登場人物)たちと協力しあい、支援される過程がよいのです。やはり地元のお店が元気にならないと地域経済の復活はありません。そのためにも個性的で魅力的なお店が増えて欲しいのですね。


 久繁さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・大都市大資本チェーン店の地域経済循環率は13%であるのに対して、地元資本店の地域経済循環率は45%です。(p49)


・顧客の声を聞くと、よく「~してくれたら、~できたら」という控えめな仮定の話が出てきますが、ここにビジネス・チャンスを見いだすべきです(p127)


・マスコミは、集客力の高い素晴らしい店だからニュースにするのではなく、マスコミがニュースにするから、集客力が高くなる(p186)


・無料で出せる新聞折込「自治体の広報誌」に先生役で登場しよう(p197)



【私の評価】★★★☆☆(73点)


目次

1 コミュニティをつくる起業家6つの「物語」
2 コミュニティをつくる3つの「調査と戦略立案」
3 コミュニティをつくる7つの「方法」



著者経歴

 久繁哲之介(ひさしげ てつのすけ)・・・地域再生プランナー。1962年生まれ。早稲田大学卒業後9年弱、IBM東京本社でマーケティングを担当しながら、休日の半分位は広島駅前の商店街で実家が営む老舗飲食店の経営補佐を行う。NPO情報ステーションなど若者と協働して、地域再生や商店再生を実践している


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