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「子供と声を出して読みたい『論語』百章」岩越 豊雄

2012/03/28公開 更新
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子供と声を出して読みたい『論語』百章

【私の評価】★★★☆☆(79点)


■「論語」の一部は学校でも学びますが、
 「論語」一冊素読となると、
 自分でやるしかありません。


 「論語」一冊はつらいな・・・
 という人のために
 論語499章から100章抜き出して
 解説してくれたのが本書となります。


 子どもに読ませる前に
 自分で読みましょう。


・「家に三声あり」という古い言葉があります・・・
 一つは赤ちゃんの泣く声、
 二つ目は子供の素読する声
 三つ目は、母親が台所で、父親が土間で働く声や音(p29)


■こうして再読してみると、
 「論語」というのは生き方の指標。


 見方を変えれば「成功哲学」
 とでもいえるものです。


 継続して学ぶ大切さ、
 実践の大切さ、
 自分が楽しいと思うことを選ぶ大切さ。


 すべてが論語に入っているのです。


・何をするにも、知っているという者は、
 好きだという者には及ばない。
 それが好きだという者は、
 楽しいという者には及ばない。(p123)


■昔の人は、「成功哲学」を
 『論語』『大学』『中庸』『孟子』
 といった四書で学んでいたのですね。


 今なら現代的な「成功哲学」でもよいので、
 生き方の指標を義務教育に入れていく
 必要があると感じました。


 岩越さん、良い本を
 ありがとうございました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・『日本書紀』に応神天皇の時代(約千六百年前)に百済 
 (朝鮮半島の西南部にあった国)の王仁(わに)によって
 『論語』と『千字文』が伝えられたと書かれています(p19)


・学ぶということは、たとえてみれば、
 山をつくるようなものだ。
 あと一簣(もつこ)の土ででき上がるというのに、
 止めればそれまでで、自分が止めたことになる。(p170)


・先生がおっしゃった。
 人に聞いたことを、自分でよくも考えもしないで、
 すぐに人に説くのは、
 人にも己にも、得るところがない(p208)


・『あなたは神の子だよくできる。あなたはきっとよくできる』
 というように賞めるようにするならば、
 縛りを解くと同時に眠っていた神性を引き出すことになるのである
 (谷口雅春)(p192)


子供と声を出して読みたい『論語』百章
岩越 豊雄
致知出版社
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【私の評価】★★★☆☆(79点)



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