「命のカウンセリング」長谷川 泰三

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命のカウンセリング

【私の評価】★★★★★(94点)


■岡山へ向かう新幹線の中で、
 号泣してしまいました。


 一家離散、暴走族、
 そして交通事故で車いす生活。


 激痛の後遺症と無気力で自殺志願。


 そうした著者が、
 自殺をしようと海に行こうとすると、
 笑顔で人から助けてもらっている自分がいる。


 それでも自殺しようと考えていた著者は、
 平準司さんのグループセラピーと出会いました。


・後々考えてみると、私は「助けて」とは滅多に口にしない
 子どもでした。自分から助けを求めることはなく、
 助けてもらったら「ごめんなさい」と言っていました。(p123)


■グループセラピーでは、
 父を自殺で亡くした人たちと、
 著者が父親役で対話をすることになりました。


 「お父さん、どうして死んだの?私が悪かったの?」

 「違うよ、違うよ。お前は悪くないよ


 自殺しようとしていた著者は、
 実は自分は逃げるためであり、

 そして、残された人がどんなに苦しむか
 ということに気づいたのです。


・「近しい人が自殺した」というショックは、両親、兄弟姉妹、  
 子ども、親戚、友人と広がっていきます・・・
 周囲の人は自分を責め、無力感を感じます。
 あたかも見殺しにしたような気持ちです(p211)


■それから著者は、カウンセラーとして
 活躍しています。


 自分がそうでしたから、
 相談にくる人の気持ちがわかるのです。


 その言葉が相手の気持ちに届くのです。


 著者は、
 「心理学界のブラックジャック」とも
 言われているそうです。


 長谷川さん、良い本と
 カウンセリングをありがとうございました。


━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・本当に苦しいときは「助けて」と言ってみてください。
 そして、助けてもらったら「ありがとう」と
 心からの気持ちを込めて伝えましょう(p22)


・長時間正座をしていて足がしびれて、感覚がなくなったとします。
 そのとき、あなたはそうしますか?足をパンパンと叩いたり
 しますよね。それは感覚を取り戻すために行っているのです。
 リストカットも同じことです。今を生きている実感がないから、
 自分を傷つけることで確認しているのです(p25)


・脊髄損傷患者・・・10人部屋では7人の方が亡くなられました。
 自分の息子のようにかわいがってくれた方たち。
 亡くなる間際に私がよく呼ばれました。「まじめに生きろよ」
 「がんばれよ」どの方にも、そう言われました。(p96)


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【私の評価】★★★★★(94点)



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