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「プロ講師になる方法―講演は自分を活かす新しい舞台だ! リピートがどんどんくる成功ノウハウのすべて」安宅 仁、石田 一廣

2008/04/02公開 更新
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【私の評価】★★★★☆(85点)


要約と感想レビュー

 セミナーで食べている「プロ講師」という職業があります。会社や商工会などで開催するイベントでよくあるセミナー・講演などを有料でやってくれる人です。こうした講師の多くは、講演企画会社に登録しており、この会社が講演依頼の受付、講師の派遣を行っています。


 この本では、講演企画会社の現役プランナーの著者が、人気プロ講師の特徴を教えてくれます。やはりポイントは( 中身 )と( ユーモア )です。面白くなければ聞く気にならないし、価値がなければ聞く意味がないからです。


・「本音」「実益」「ユーモア」という三つの要素が講演の内容に深みを持たせるとともに、会場を盛り上げ、受講者を飽きさせないための重要なファクターになる(p220)


 これは、私もセミナーに行ってわかるのですが、笑いが取れる講師はスゴイと思います。笑えるネタを仕込んでいる講師がいるのです。芸人のネタ帳のようなもので、ネタを準備しているのでしょう。


 また、話の中に自分の体験談があって、それの迫力に聞いている人が話の中に引き込まれることもあります。物語風となっていて臨場感があって、引き込まれるわけです。


・売れっ子プロ講師の事例は、ドラマ仕立てで適度な笑いと感動があります。(p46)


 セミナー講師として注意すべき点が、よくわかる本となっています。本当は自分をブランディングして、セミナー企画会社に登録しなくても講演依頼が来るのが理想でしょう。


 とはいえ、そこまで有名になる前に、企画会社を利用するのも一つの選択肢だと思いました。セミナーについて勉強になりましたので、★4つとします。


この本で私が共感した名言

・迷わずオリジナルブランドネームをつくりましょう。そして遠慮なく「日本初○○コンサルタント」と名乗りましょう!(p22)


・プロ講師は、自身の講演がきっかけで、ビジネスシーンにおいて変化、創造を起こすことをミッションにしてほしいと思います。(p37)


・他の講師の話は、とても参考になります。プロ講師として継続的に成功したいなら、多くの講演を聴くことは絶対必要です。(p95)


・プロ講師を目指す方は、逆境こそあなたの講演を光らせるネタになると考えましょう。(p111)


▼引用は、この本からです。


【私の評価】★★★★☆(85点)


目次

第1章 まず、一歩を踏み出そう!―足カセと壁は本当に存在するのか?
第2章 自らの強みを最大限に活かす―雑草は常にたくましいのか?
第3章 変化を選択する―絶滅した恐竜・進化した恐竜
第4章 成長するためにはリスクを恐れるな―安定が能力を衰退させる
第5章 仕事で大切なことはすべて自然から学べる―植物と昆虫はWin‐Winの関係
第6章 自然が教えるリーダーのありかた―周りのためにどれだけ行動してきたか
第7章 初心を忘れず自ら律する―成功しているときこそあえて律するべし



著者経歴

 安宅 仁(あたぎ じん)・・・1966年生まれ。プロ講師育成コンサルタント。最大の講演企画コンサルティング会社で5000件を超える講演会を企画してきた現役プランナー。成功するプロ講師の暗黙知を研究する。2004年、『プロ講師で成功する黄金律』が人気ビジネスブログとなり、近年の「ビジネスパーソンがセミナー講師になる」という新しい概念の火付け役の一人となる。企画プランナーとして従事する傍ら、心理カウンセラー及びコーチのスキルを活かし、ティーチングとコーチングを併用したプロ講師育成を目指している。ミッションは、「ビジネス系講演会を知識社会の新しいエンターテイメントとして確立させ、社会の"元気"を創造する」


 石田 一廣(いしだ かずひろ)・・・エディター。1949年生まれ。出版社から1973年独立し、ライターとして活動。1987年(有)編集ルールスキルを設立。


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