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「プロ講師が使っている 朝礼・スピーチの「つかみ」話材」安宅 仁

2009/03/25公開 更新
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プロ講師が使っている 朝礼・スピーチの「つかみ」話材


【私の評価】★★★★☆(82点)


要約と感想レビュー

 講演会を5000回企画した著者が教えるスピーチで使えそうな「つかみ」のネタ56連発です。やはり、講演は「つかみ」が大切だとのこと。「つかみ」のコツは、「へー、知らなかった」という自然の法則から、私たちが何を学ぶことができるか話してみることのようです。


 たとえば、スズムシは最初は羽根が4枚なのですが、キレイな音をたてるために、成虫になってから2枚の羽根を捨ててしまいます。ここで「へ~」と思わせる。そして、「やはり、私たちも優先すべきことのために、何を捨てるか、考えてみなくてはなりませんね」と締めるのです。


・スズムシは成虫になりたてのときは翅が4枚あるが、途中で自ら2枚の翅を捨ててしまう(p44)


 やはりスピーチにはコツがあるし、事前の準備も必要なのだと思いました。「つかみ」がうまくいけば、講演会は楽になります。人前で話す機会のある人は参考になると思いますので、お薦めします。★4つとしました。


この本で私が共感した名言

・金魚は水槽の大きさに合わせて成長する(p30)


・ムササビはなぜ飛べると思ったのだろう(p16)


・「今日、通勤途中の電車で、女子高生の会話を聞いていたら、目からウロコが落ちましたよ~」なんて切り口で、少し仕事と絡めたつかみネタにすると、とても柔軟な印象になります(p102)


・植物は、撫でて刺激を与えると茎が太くなるのだ・・・また、植物は話しかけることで成長が早まるという説もある。(p140)


▼引用は、この本からです。
プロ講師が使っている 朝礼・スピーチの「つかみ」話材
安宅 仁
日本実業出版社
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【私の評価】★★★★☆(82点)


目次

第1章 まず、一歩を踏み出そう!―足カセと壁は本当に存在するのか?
第2章 自らの強みを最大限に活かす―雑草は常にたくましいのか?
第3章 変化を選択する―絶滅した恐竜・進化した恐竜
第4章 成長するためにはリスクを恐れるな―安定が能力を衰退させる
第5章 仕事で大切なことはすべて自然から学べる―植物と昆虫はWin‐Winの関係
第6章 自然が教えるリーダーのありかた―周りのためにどれだけ行動してきたか
第7章 初心を忘れず自ら律する―成功しているときこそあえて律するべし



著者経歴

 安宅 仁(あたぎ じん)・・・1966年生まれ。プロ講師育成コンサルタント。最大の講演企画コンサルティング会社で5000件を超える講演会を企画してきた現役プランナー。成功するプロ講師の暗黙知を研究する。2004年、『プロ講師で成功する黄金律』が人気ビジネスブログとなり、近年の「ビジネスパーソンがセミナー講師になる」という新しい概念の火付け役の一人となる。企画プランナーとして従事する傍ら、心理カウンセラー及びコーチのスキルを活かし、ティーチングとコーチングを併用したプロ講師育成を目指している。ミッションは、「ビジネス系講演会を知識社会の新しいエンターテイメントとして確立させ、社会の"元気"を創造する」


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