「夢をかなえる失敗学 失敗すればするほど成功できるビジネスの法則」中村 誠

【私の評価】★★★★☆（84点）

要約と感想レビュー

LINEシステム構築で年商3億円

最近はメールが届きにくいということで、メルマガ登録よりもLINE登録で見込み客を集めたり、特典を配布している人が多いようです。著者はLINEの活用を前提とした、見込み客の管理やメッセージの自動配信機能を追加するシステム構築の仕事をしているのです。

現在は年商3億円とのことなので、仮に1件500万円とすれば、年60件。月5件のシステム構築となります。　これだけの案件に対応していくためには、システム構築を外注していくことになります。この外注先の確保が難しいのです。

現在は外注だけではなく、自らLINEシステム構築講座を立ち上げて、その生徒に教えつつ、実際に受注したシステム構築を手伝ってもらうことで、人材育成しながら商品を納入しているという。

講座を作ってそこで人材を育て、生徒さんを巻き込んで一緒に制作物を作り上げるというモデル（ｐ57）

外注先は契約期限を決めて見定める

年商3億円まで成長する過程で、数多くの失敗をして、それを改善して対応してきたことがわかります。

まず、外注先が増えてくると、チームを作ったときに、一部に能力が足りない人がいることで、システムの品質の維持が難しくなってきたという。外注先の能力や期待値のズレが問題を発生させるのです。そこで著者は、仕事の内容、契約の注意点、役割分担、仕事のルールなど114ページの資料を事前に説明しているという。

また、能力があったとしても相性の悪い人との組み合わせで、人間関係が悪化しチーム崩壊することもあったという。著者は事前にその人の性格を把握したり、期限を決めて契約して、性格が悪ければ契約を継続しないことで対処しているという。

外注先への依頼・・最初の段階で期待値調整・・ミーティングの最中に私用でスマホを見ない（ｐ58）

受注した案件をグリップする

営業は著者が中心となって行っていますが、一時、案件を放置することでクライアントからのクレームが多かったという。著者は案件をグリップするために最初の商談や、運用中の月1回の定期的な会議には著者自ら参加するようにしているという。次の課題は、営業の組織化なのでしょう。

著者がビジネスの成長とともにやるべきことをクリアして、成長してきていることがわかりました。著者が言いたいことは、会社員としてはブラック企業で自殺未遂事件を起こしたり、個人輸入ビジネスで500万円の借金を作ってしまったことのある自分でも、年商3億になるんだ！皆さんにもできますよ、ということだと思いました。

失敗とは失敗ではなく、何かを変えなくてはいけないという神様の助言ということなのでしょう。中村さん、良い本をありがとうございました。

無料メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」（独自配信） 3万人が読んでいる定番書評メルマガ（独自配信）です。「空メール購読」ボタンから空メールを送信してください。「空メール」がうまくいかない人は、「こちら」から登録してください。 空メール購読 空メール解除

この本で私が共感した名言

・クライアントを選ぶ・・得意分野で勝負する（ｐ107）

・自分の判断が正しいのかどうかを常にチェック・・信頼できる3人に相談（ｐ156）

・打開策を提案して実行していく（ｐ80）

▼引用は、この本からです

中村 誠 、KADOKAWA

【私の評価】★★★★☆（84点）

目次

第1章　「お金」で失敗したときのリカバリー術
第2章　「人間関係」で失敗したときのリカバリー術
第3章　「仕事」で失敗したときのリカバリー術
第4章　「クライアントワーク」で失敗したときのリカバリー術
第5章　「自己成長」できないときのリカバリー術
第6章　弱った「メンタル」のリカバリー術
第7章　「人生」のリカバリー術

著者経歴

中村 誠（なかむら　まこと）・・・株式会社REXLI代表取締役社長。名古屋大学経済学部卒。LINE公式アカウントの機能に付加価値をもたらす「Lステップ」を活用したビジネスプロデュースの第一人者。ブラック企業に就職するも激務の末、心を病み、たった2年で会社員生活から脱落。その後、ネット物販を始めるも多額の借金を背負う。そのどん底から立ち直り、全く新しいジャンルのビジネスを確立し大成功を果たす。数々のビジネス系インフルエンサー大手企業、芸能人のLINEプロデュースの実績を誇る。前著に『無敵の稼ぎ方』(KADOKAWA)がある。

この記事が参考になったと思った方は、クリックをお願いいたします。
↓　↓　↓　
　

ブログランキング／にほんブログ村