【書評】「「最高値で選ばれる自分」の作り方戦略」松下公子
2026/03/16公開 更新
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【私の評価】★★★★☆(85点)
要約と感想レビュー
アナウンサーになる方法
アナウンサーから独立し、アナウンサー内定講座を立ち上げ、現在は経営コンサルをしている松下さんの一冊です。実は、地方の民放局のアナウンサーやNHKキャスターの多くは契約社員なので、3年や5年といった契約期間が満了で解雇されてしまうというのです。
著者もせっかくアナウンサーとなったのに、契約期間満了で無職になってしまいました。著者はそうした逆境の中で、「選ばれる自分になる」ために試行錯誤をしてなんとか次のアナウンサー職を獲得し続けることができたのです。
その「選ばれる自分になる」ポイントこそが、「共感ストーリー」なのです。
逆境に立たされたとき、大切なのは「そこからどう立ち上がるか」です。過去の苦しみは決して無駄にはなりません(p75)
「共感ストーリー」とは
アナウンサーの面接では、自分がなぜ「なぜアナウンサーになりたいのか」という想いを伝えることが重要です。その想いに面接官が共感してくれるかどうかが、面接突破のポイントなのです。
これが「共感ストーリー」なのです。自分にしか語れない経験と熱い想いを伝えるのです。どれだけ優れたスキルや容姿を持っていても、それだけでは「選ばれる自分になる」ことはできないのです。
人の心を動かすのは、上手な話し方ではなく、「その人にしか語れない経験と熱い想い」(p80)
ストーリー思考
「共感ストーリー」の効果は、は面接だけではありません。普通の企業の商品を売るときも、「なぜこの商品を売っているのか」というストーリーが重要なのです。
どんなに優れた商品やスキルがあっても、ただ「良いものを提供する」だけでは、他の競合商品の中で埋もれてしまうのです。
著者は、「実績がないんです」というクライアントには、実績がなくても大丈夫、「誰のためにどう役立てるのか」を伝えれば、価値は伝わるとアドバイスしているという。つまり、人が求めているのは、「あなたにお願いすると、自分はどう変われるのか?」ということだからです。
肩書より相手のメリットを先に語る自己紹介が必要(p125)
どんな世界を作りたいのかを伝える
著者は自分にスタイリストをつけたり、自分でやっていたアナウンサー内定コンサルに認定講師制度を導入したり、「共感ストーリー」の商標登録をしているところなど、スキがないと感じました。
また、「どんな世界を作りたいのか」を本気で行動し、伝えている人が、人の心を動かしているというのも事実なのでしょう。アナウンサーにしろ、コンサルタントにしろ、結局、お客様から選ばれなければ、何もできないのです。
自分に当てはめていろいろ考えることのできる良い本でした。松下さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・欲望を叶えるのに必要なのは、能力ではなく、どれだけ本気で求めるか。その熱量こそが、未来を引き寄せるのです(p48)
・私ひとりで行っていたアナウンサー内定のためのコーチ・コンサルに、認定講師制度を導入しました(p39)
・自分が一歩踏み出せば、未来は変わる(p64)
・取材は1時間と指定されたら、「3時間話せの法則」(p166)
▼引用は、この本からです

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松下公子 (著)、ぱる出版
【私の評価】★★★★☆(85点)
目次
第1章 「最高値で選ばれる自分」を作るあり方戦略
第2章 「最高値で選ばれる自分」を掘り起こす自己分析戦略
第3章 「最高値で選ばれる自分」になるための5つのツール戦略
第4章 「最高値で選ばれる自分」を演出する話し方・伝え方戦略
第5章 「最高値で選ばれる自分」になるための行動マインド戦略
著者経歴
松下 公子(まつした きみこ)・・・STORYアナウンススクール代表/株式会社STORY代表。 1973年、茨城県生まれ。25歳で新潟県佐渡島にあるCATVアナウンサーに内定。27歳で愛媛朝日テレビへ転職。ラジオNIKKEI、メ~テレと4局でアナウンサー。その後、アナウンサー志望者を内定させるコーチとして書類や面接対策を行う。現在は一般企業の転職や会社の採用、商談・営業、SNS発信、メディア露出の指導サポートを行っている。
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