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【書評】「ズルいほど稼げるデザイナーの仕事術 なぜ、同じスキルでも収入は10倍違うのか?」 コンドウ ハルキ

2026/07/15公開 更新
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「ズルいほど稼げるデザイナーの仕事術  なぜ、同じスキルでも収入は10倍違うのか?」 コンドウ ハルキ


【私の評価】★★★★☆(85点)
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要約と感想レビュー


稼げるデザイナーになる方法

中学2年生で起業し、17歳でデザイナーとして月収100万円を安定して稼げるようになった著者による一冊です。


私自身、ホームページのデザインをもう少し洗練させたいと思いながら、デザイナーの世界を知るためにこの本を手に取りました。


著者が収入を増やすために取り組んできた順番は、リピート率アップ→平均単価アップ→顧客数アップの順です。


新規顧客を追いかけるのではなく、まず既存顧客に満足してもらいリピートしてもらうことで、安定した収入の土台になります。


順番を間違えると、新規顧客は増えても収入が安定しないという状況になってしまいます。


ステップ1の「リピート率アップ」で収入を安定させ、ステップ2の「単価アップ」でクライアントの予算を最大限に引き出す(p38)

リピート率を上げる方法

リピート率を上げるためには、顧客に満足してもらう必要があります。著者はその能力を「クライアントワークスキル」と呼び、デザインのスキルとは別の能力だという。


稼げるデザイナーは、制作中に「これどうしよう?」と迷った瞬間に、その都度顧客に確認するといいます。小まめに確認しながら進めるほうが最終的な顧客満足度が高まります。


また、制作フローも「目的確認」→「アイデア」→「世界観」→「リサーチ」→「ラフ」→「デザイン制作」と明確にすることで、顧客の期待に応えるデザインを安定して生み出せるという。


「リサーチ」では同じ世界観・同じ媒体・同じ業種ごとに最低10個ずつ、できれば20個ずつ、合計30個以上の参考デザインを集めることも欠かせない準備として紹介されています。


「目的確認」で明確にした目的が「アイデア」に影響し、「アイデア」で考えたことが「世界観」の構築に反映され、「世界観」で決めた方向性が「リサーチ」の範囲を決めるという流れが正しい制作フロー(p161)

単価を上げる方法

リピート率が安定してきたら、次は単価アップに取り組みます。著者が目指すべきポジションとして提唱するのが「お医者さんポジション」です。


顧客がデザインや事業の課題について相談してくるような存在になることが目標です。単なる作業を受注するのではなく、課題を解決するパートナーとなることで、単価は自然と上がるのです。


実績を積みながら単価を上げる方法についても、具体的な手順が示されています。


まず単価の高いサイト制作のスキルを習得し、架空のサイトを2つ制作してポートフォリオを整え、営業して実績を3件つくったら、その実績をもとに単価を引き上げる。このステップを踏むことで、スキルと実績と単価が同時に積み上がっていくのです。


単価を最大化するために目指すべきポジションとは・・・ズバリ「お医者さんポジション」です(p225)

顧客数を増やす方法

リピート率と単価が安定してきて初めて、顧客数を増やすステップに移ります。まず、デザイナーのポートフォリオが既存顧客の課題を解決してきた実績であり、新規顧客への「提案書」となるので重要な資産となります。


また、既存の顧客からの紹介も強力な武器になります。「この人いいよ」という口コミ一つで、即座に高額の案件が舞い込むこともあるといいます。そのためにも仕事で関わった顧客はすべて大切な「財産」であり、丁寧に関係を維持し、実績をポートフォリオとして見える化することが重要なのです。


この本はデザイナー向けの技術書ではなく、デザイナーとして稼ぐための仕事の設計図でした。リピート率・単価・顧客数の順に改善していかなければ成長はないという著者の主張は、説得力があります。


デザイナーだけでなくフリーランスや独立を考えている人にも読む価値のある一冊ではないでしょうか。
コンドウさん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言


・タスクの途中で「考える」作業を挟むと非効率です。まずは、「戦略家としての自分(計画)」と「戦士としての自分(実行)」という2つの役割を使い分ける(p192)


・「人間ならではの価値」を磨き、その上にAIの強みをかけ合わせる(p47)


・ガラスの天井を破ろう・・・1日に20件ものミーティングをこなす人もいます・・・「自分の中の当たり前を疑ってみる」・・・非凡な結果を手に入れたいのであれば、非凡なアクションを撮り続ける必要がある(p303)


▼引用は、この本からです
「ズルいほど稼げるデザイナーの仕事術  なぜ、同じスキルでも収入は10倍違うのか?」 コンドウ ハルキ
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コンドウ ハルキ (著)、KADOKAWA


【私の評価】★★★★☆(85点)


目次


序章 すごいのに稼げないのはなぜ?学校では教えてくれない真実
第1章 稼げるデザイナーに欠かせないクライアントワークスキル
第2章 無限のアイデアを創出する超クリエイティブ術
第3章 高時給を生み出す最速タスク管理術
第4章 完全未経験の「0→1」を突破し、「1→10」へ駆け上がる案件獲得法
第5章 稼げるデザイナーだけが知っている「10→100」ハック集
終章 長く愛されるデザイナーになるための11箇条


著者経歴


コンドウ ハルキ(こんどう はるき)・・・:デザイナー。クリエイティブチーム「Harukaze」代表。2004年埼玉県生まれ。3歳児健診で重度の不同視弱視という視覚障害がわかる。「生涯にわたって勉学は困難」と医師から宣告されたが、1日16時間の視力トレーニングを3年間続けて弱視を克服。 小学1年生のときに、1ヶ月間世界で活躍するグラミー賞受賞アーティストの自宅に親子ホームステイをする。中2で起業し「売上を爆発させるデザイナー」として口コミが広がり17歳で月収100万円突破。現在は、完全未経験からプロのデザイナーを目指せる「デザジュク」を運営。


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