「ライフハック大全―人生と仕事を変える小さな習慣250」堀 正岳
2023/09/25公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(85点)
要約と感想レビュー
音声認識で原稿を書く
娘の本棚にあった一冊なのでご紹介します。机の上にToDoリストがありましたので、こうした本で学んでいるのでしょう。私自身は、ライフハックしすぎなところがあり、仕事や生活の中ではハックしすぎないように注意していますが、こうした本でよい項目は生活に取り込みたいところです。
毎日メルマガを書いている私が一番気になったのは、音声認識で原稿を書くというハックです。パソコンで音声認識で入力してもいいし、外出中にスマホに頭に浮かんだ原稿を記録してもいいわけです。また、Twitter に投稿したら、Instagram、Facebookにも投稿するといった自動化ができるIFTTTも気になりました。
私はすでに、本の原稿やブログの記事など、かなりの分量の文章を音声認識で書くようにしています(p61)
チーム全体の仕事を把握
会社で管理職の立場として気になったのは、付箋を利用して全員の仕事の状態を1枚のボードに貼り付けてしまうというハックです。仕事を見える化して、全体最適の視点で管理するものです。また、他人にふった仕事は、次の日・中間日・3日前に確認するというハックも気になりました。仕事を人に任せるときには、人は信頼しても、進捗状況を放置してはならないのです。
対人関係では、フランクリン効果といって小さいお願いや頼みごとからはじめるという信頼関係を構築する手法が紹介されていました。ベンジャミン・フランクリンは、気難しい相手から本を貸してもらうことによって相手の好意を引き出したというのです。
こうして見ると、私は自分の仕事ばかり集中して他の人の仕事のフォローが疎かになりがちなので、チーム全体の仕事を把握して、状況に合わせて適切な対応ができるような仕組みが必要なのでしょう。
付箋を利用して全員の仕事の状態を1枚のボードに貼り付けてしまう(p226)
「30日チャレンジ」が面白そう
生活習慣のところでは、写真は10倍撮影して、毎日1分の動画を撮影するというハックを実践してみようと思いました。今のスマホの容量であれば、いくら写真を取っても問題ないのですから、写真を取れるだけ取っておくことで自分の人生を記録できるのです。
残りの人生を充実させるために、30日だけ新しいことをやってみる「30日チャレンジ」も面白そうでした。たとえば101個の人生の目標を立てて、30日限定で実行してゆくのです。とにかく行動してみないと、やってみないとわからないことが多いのです。時間とお金と体力があるうちに、やれることをやっていきたいものです。堀さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・自分の黄金時間にドラゴン(最難関タスク)を倒す・・目覚めて1~2時間経ったあたりが集中力が最も発揮される(p41)
・1時間を眠ることで、倍にも相当する能率が得られる(p125)
・象を食べるのも一口ずつ・・本を執筆するために原稿を書いている場合は、最初に「1000字書く」・・小さな成功を繰り返す(p97)
・時間の使い方を極端にする・・テレビの時間をすべて「あるジャンルの古今東西の映画の視聴に使う」「あこがれの作家の作品をすべて筆写する」(p18)
【私の評価】★★★★☆(85点)
目次
00 始めよう「人生を変える7つのライフハック」
01 時間管理「時間は増やせる」
02 タスク管理「小さな勝利を積み重ねる」
03 集中力・ストレス対策「やる気も仕組み化」
04 読書・情報収集・学習「情報は減らして管理する」
05 発想・アウトプット・思考「自分だけのアイデアがある」
06 コミュニケーション&チーム「味方は増やせる」
07 日常生活・旅行「ちょっとした快適さを」
08 習慣化・やめない技術「人生を変える小さな習慣」
著者経歴
堀 正岳(ほり まさたけ)・・・1973年、アメリカ・イリノイ州生まれ。気候学・気象学者。ブロガー。北極における気候変動を研究するかたわら、ライフハック、IT、文具などをテーマとしたブログ「Lifehacking.jp」を運営。知的生産、仕事術、ソーシャルメディアなどについて著書多数。理学博士
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