「「すぐやる人」になるかんたんな方法」藤由達藏
2023/02/20公開 更新

Tweet

【私の評価】★★★★☆(86点)
要約と感想レビュー
「「すぐやる人」になるかんたんな方法」とは、一分間やってみることです。一分間だけなら、ハードルが低いのでだれでもできるのです。例えば、一分間、生まれる前のことを考えてみましょう。両親はどこでどんなことをしていたのか。どうやって自分の名前を考えたのか。あなたは両親の愛の中で生まれたのです。
一分間、死んだ後のことも考えてみましょう。家族はどんな思いを抱くでしょうか。家族はどうやって生きていくのでしょうか。30年後、世界はどうなっているでしょうか。
一分間だけ趣味の時間をつくりましょう。毎日ゴルフクラブに触るようにしましょう。毎日良い音楽を聞きましょう。毎日自分の気持ちを書き出しましょう。一分間だけならできるはずなのです。
・一分間の小さくて簡単な行動を初めの一歩の行動にしよう(p44)
著者はメンタルコーチとして、クライアントが何を求めているのか、人生の目的を引き出そうとしています。もちろん「人生の目的」を必ず持っていなくてはならないというわけではありません。ただ、もしやりたいことがあるとすれば、目的、目標として具体化すれば、より現実化しやすいわけです。
そして、人生でもっとも大事なことは、大事なことを大事にすることがですから、そこで間違うと、間違った場所に到達してしまうわけです。だから、やりたいと思っていることが、本当に大切で重要なことだと思っているのか、それとも心の底では「重要ではない」と感じているのかが重要なのです。
・人生の目的は、あなたが決めていい!(p51)
「7つの習慣」の引用が多く、自分のビジョンや価値観を考えることが、よりよい人生づくりの基本となるのでしょう。もし自分にとっての「何のために」が明確になっていなければ、行き当たりばったりの人生になってしまうからです。
一分間のワークが数多く紹介されており、一人でコーチングができる内容となっていました。自分の人生を見直してみたい人、コーチングを受けてみたいと思っている人にぴったりの一冊ではないでしょうか。藤由(ふぢよし)さん、良い本をありがとうございました。
無料メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 3万人が読んでいる定番書評メルマガです。 >>バックナンバー |
|
この本で私が共感した名言
・もし何の制約もなかったら、「大事なことは毎日やる」ということにならないでしょうか(p87)
・失敗を面白おかしく語れば「ネタ」になります(p180)
・一旦、手放してしまいましょう。もしも、1週間休むことができなければ、会社自体辞めてしまいましょう(p216)
・遺書を書いてみよう・・・まだ時間があると思っているから・・いつかそのうちにやろうと考えているのです(p230)
・すべて満たされたら10分野・・・自己成長・学び・・楽しみ・娯楽・・休養・・健康・・親密な人間関係・・一般の人間関係・・仕事・貢献・・お金・・生活環境・・仕事環境(p63)
【私の評価】★★★★☆(86点)
目次
第1章:「先延ばし」って何?
第2章:あなたにとって何が大事なのか?
第3章:大事なことを大事にする方法
第4章:「すぐやる」ために知を共鳴させる
第5章:すぐにやらなければならないことに着手する方法
第6章:行動力を上げる「カムイの法則」
第7章:大事なことのために心を整える
第8章:思考を極端に振ってみる
著者経歴
藤由達藏(ふぢよし たつぞう)・・・株式会社 Gonmatus 代表取締役。夢実現応援家R。モットーは「人には無限の可能性がある」。個人には夢実現応援の対話(コーチング)を、企業や団体には研修や講演を提供し、「魂が悦ぶR出版講座」では出版の実現をサポートしている。1991年、早稲田大学卒業後、プラス株式会社に入社。営業や企画、新規事業設立などを経験。2009年全プラス労働組合中央執行委員長に就任。2010年、平本あきお氏のプロコーチ養成スクール(講師:宮越大樹氏)でコーチングを学ぶ。2013年独立。2016年に株式会社Gonmatusを設立し、コーチングや研修、ワークショップ、「魂が悦ぶR出版講座」、「ビーイング瞑想R」などを企業や労働組合、個人の方々に提供している。
この記事が参考になったと思った方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
この記事が気に入ったらいいね!
コメントする