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一流芸能人「GACKTの勝ち方」GACKT

2022/12/16公開 更新
本のソムリエ
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「GACKTの勝ち方」GACKT


【私の評価】★★★★☆(81点)


要約と感想レビュー

 テレビで一流芸能人のGACKTを見て、ビジュアル系ミュージシャンであるということさえ知らなかった本のソムリエです。この本では、GACKTさんの仕事に対する考え方がわかります。


 まず本業のミュージシャンとしては、ファンクラブ限定ライブで稼いでいます。2000人程度の会場で、一番安い席が3万円、VIP席は300万円で一瞬で完売するという。副業としては、不動産から始まって、携帯電話や牛肉を海外に輸出したり、アクセサリーのブランドを立ち上げ、自分でそのアクセサリーを使っているという。


 もちろん失敗することもあるわけで、副業としてスキーリゾートを買収して資金がショートしそうになったこともあるようです。


・ファースト・ビジネスクラスも人脈作り(p140)


 びっくりしたのは、ホスト兼売れないミュージシャンであった時代に、GACKTさんが安易に儲かるホストに走らなかったことでしょう。多くの仲間はホストのほうが儲かるということで、水商売が仕事の中心になっていったというのです。ただ、ホストは時間も取られるし、酒も飲まなくてはならないので健康を害する可能性もあります。


 GACKTさんが考えたのは、どうせホストそやるなら、そのテクニックと愛技を使って50人のサポーターを作るということです。サポーターはホストとしてではなくあくまでミュージシャンとしてのGACKTを支えてくれるファンであり、これがファンクラブの基礎となったという。実際に50人集めたというのですから、すごいとしか言いようがありません。


・サポーター・・・まずは50人つくる・・・ただのヒモじゃない・・・ささやかでも【本気でGACKTをサポートしたい】と思ってくれる女性(p33)


 GACKTさんの基本には、自分を安売りしない、自分を面白いヤツと思ってもらう、とにかくやってみる、という基本哲学があるように感じました。


 若い頃には一切休みを取らず、ビジネスのことばかり考えていたようですが、それではまずい!ということで、スキーリゾートを買収して山にこもったり、海外移住をしたという。ある程度お金が回るようになったときに自分の人生にとって本当に大切なものは何なのか考えるようになり、お金、時間、仲間のバランスを取ることにしているというのです。


 東日本大震災のときには、自ら基金を立ち上げ、約2億円を日本赤十字社に寄付するなど、慈善活動もしているようです。もう少しGACKTさんをフォローしたくなりました。GACKTさん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・テレビは年間5本しか出ないと決めている(p72)


・とも(知)・かく(覚)・うご(動)・こう(考)・・オマエに一番足りないのはそれだろ?(p103)


・【毎日サボらずにやっている】という行動が、【自分は出来る】という自信になる(p110)


・ボクについて何かしらの内容が炎上している時、つまりネガティブの波が立っている時、ボクの商品はすこぶる売れる(p180)


▼引用は、この本からです
「GACKTの勝ち方」GACKT
GACKT、サンクチュアリ出版


【私の評価】★★★★☆(81点)


目次

第1章 人生をマネタイズ
第2章 GACKTの勝ち方
第3章 メンタルをリセット



著者経歴

 GACKT (がくと) ・・・バンド活動を経て、1999年にソロ活動始動。自らを「表現者」と称する個性派アーティスト。英語、中国語、韓国語など語学を得意とし、テコンドーや空手、スノーボード、乗馬など趣味も多彩。「人の背中を押すこと」を使命と考え、卒業式ライブや慈善活動にも貢献している。


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