「やりたい事をすべてやる方法」須藤 元気


Tweet

【私の評価】★★★★☆(83点)
要約と感想レビュー
須藤 元気さんの「WORLD ORDER」という路上ダンスを見て「なんだこれは!?」と思っていたので手にした一冊です。須藤 元気さんは2019年、立憲民主党の比例区で参議院議員となりましたが、現在は離党しています。
高校生の頃から、須藤 元気さんは格闘家とミュージシャンになりたかったという。なぜなら、女性にモテたいから。
格闘家としてはレスリングから始め、大学では全日本ジュニアオリンピックに出場し優勝しています。その後、総合格闘技K1出場。拓殖大学レスリング部監督、レスリングの日本代表監督としても活躍しています。
・競技人口が極力少ないグレコローマンスタイルに絞ることにした・・・自分が勝つためには、まず競技人口の少ないところで勝負しなくてはいけないと思ったのだ(p44)
ミュージシャンとしては、「WORLD ORDER」というロボットダンスのチームを立ち上げます。須藤 元気さんが業界で知ったのは、実力があるから売れるというわけではないことです。売れるための仕掛け、魅力が必要なのです。
そこで「WORLD ORDER」では、秋葉原や銀座といった日本らしさを出せる場所で動画を撮ってYOUTUBEにアップする。世界に対して日本のサブカルチャーを発信しているわけです。
・視聴率が取れないと思われる選手はいくら強くても声はかからず、話題だけで出ている選手もいた・・・テレビは一つの洗脳でもある(p15)
須藤 元気さんはやりたいことを実現してきたのですが、単に実行するだけではなく、勝つために工夫しているところが印象的でした。
レスリングをするなら競技人口の少ないグレコローマンスタイルにする。K1なら派手な入場パフォーマンスをしたり、敵に背中を向けたトリッキーな姿勢で戦う。ロボットダンスのビデオは、世界の街中で通行人を止めないで撮影する。
実行したり努力したりするのは、誰でもできるのです。そこからいかに自分らしさを出して、効果的に成果を出していくのか、工夫するのが面白いのでしょう。もう少し須藤さんを知りたくなりました。須藤さん、良い本をありがとうございました。
この記事が参考になったと思った方は、
クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングへ
この本で私が共感した名言
・替えがきく仕事というのは、それだけでずっと食べていくことができなくなってしまうことを意味する(p28)
・「TO DO」と「TO WANT」の二つのリストを作ってみることから始めてはどうだろうか。やるべきことと、やりたいことを書き出して照らし合わせることで、本当にやりたいことが見えてくるかも知れない(p98)
・ネットやテレビなどのメディアでは同時にいくつものチャンネルが流れている・・・愛に溢れたチャンネルを選ぶのか、悲しみや怒りのチャンネルを選ぶのかは、どうしようもないほどに自分しだいなのだ(p5)
・そもそも、人生は勝ち負けではないのだ・・・何を学び取り、感じることができるかが、人生のなかで何よりも大事なことなのだ(p150)
・いつも僕が提案するのが「今日が残りの人生最後の日」だと思えばよいということだ。最後の日だったら、誰だってやりたくないことをやらなくなるはずだ(p142)
・僕は親と会うとき、「もしかしたら会うのはこれが最後かも知れない」と思っている。だから僕は親と会うときは感謝の気持ちを持って接することを心がけている(p159)
【私の評価】★★★★☆(83点)
著者紹介
須藤元気(すどう げんき)・・・参議院議員、総合格闘家、レスリング指導者、ダンスパフォーマー、書家、魚屋店主、英会話学校代表。1978年東京都生まれ。高校時代からレスリングを始め、サンタモニカ大学でアートを学びながら格闘家としての修業を続け、帰国後に格闘家としてプロデビュー。2006年現役引退後は作家、タレント、俳優、ミュージシャンなど幅広く活躍。2008年、拓殖大学レスリング部監督に就任(最優秀監督賞を7回受賞)。2009年にはダンスパフォーマンスユニット「WORLD ORDER」を立ち上る。2019年、参議院の比例区に立憲民主党公認で立候補し当選。2020年、立憲民主党を離党し、無所属。
メルマガ[1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』] 3万人が読んでいる定番書評メルマガです。 >>バックナンバー |
|
この記事が気に入ったらいいね!
コメントする