「悪条件サロンでも年商1000万円を実現する経営のルール」岩山 ひろみ
2021/04/21公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(86点)
要約と感想レビュー
次回の予約を入れてもらう
著者は駅から25分の団地の一角(5階でエレベーターなし)で、耳つぼダイエット専門の自宅サロンを開業しました。お客様から好評だったものの月収は10万円程度。
そこからブログやSNSでの集客、接客の工夫を続けることで半年予約待ちの繁盛店となりました。やはり次回の予約を入れてもらうのが重要で、予約を入れたくなるサービス、関係作りが大切だと再認識しました。
2回目以降の予約については最初に伝えておきましょう・・・決定権はお客様にあること、強引な勧誘はしないことを伝えてお客様の不安を取り除きながら、2回目以降の来店について考えてもらう(p93)
体験モニターを募って感想を聞く
一番ハードルが高いのが、最初の一歩でしょう。何をやるのか。何ができるのか。何が求められているのか。自分が好きなことでも人から求められなければ集客できす、ニーズがあっても自分に能力がなければ良いサービスが提供できません。
提供サービスを決めた後も、自宅で低コストでスタート。体験モニターを募って感想を聞く。メニュー、接客、集客を改善していくなど試行錯誤が続きます。こうしたスモールステップで進めるのが現実的であり、失敗したとしても致命的にならないコツなのでしょう。
体験モニターを募って場数を踏むと同時にお客様から感想文を集め、生の声に数多く触れる(p38)
どう解決するのか具体的に伝える
お客様の悩みや来店のきっかけをしっかり聞いたうえで、どのくらいの期間で悩みをどう解決するのか具体的に伝えるなど工夫していることがわかりました。ビフォーアフターの写真などを活用して悩みがどう解決するのか視覚も活用しているのです。また、思わず予約したくなるメニュー作りも工夫の余地があるという。
多くのお店に適用できる王道の内容でした。お客様は常にこの料金を支払うにふさわしい空間とオーナーかどうか確認しているわけで、その目は厳しいものだと思います。そうしたお客様に予約を入れ続けてもらうために、常にサービスを改善していく必要があるのです。岩山さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・期待感が高まるのは、何でも屋さんではなく「専門家」(p24)
・「誰の、どの悩みを解決する専門家になるのか」を定めて、ウェブ上で発信し、集客をしていきます(p30)
・「早く予約しなくちゃ」と思わせる演出・・・「外部の方がネットから予約を入れると取れなくなるのでここで取ってしまいましょうか」と話しながら、お客様の目の前で予約を入れましょう(p117)
【私の評価】★★★★☆(86点)
目次
Prologue あなたの悩みは「悪条件」が原因ではない
Chapter1 専門性を打ち出して選ばれるサロンになる
Chapter2 ホームページなしでもブログとSNSで集客は最大化できる
Chapter3 初回来店の接客がリピートを左右する
Chapter4 くつろぎと信頼を与えるインテリアと身だしなみ
Chapter5 自分もサロンも成長し続けるためのマインドとアクション
Chapter6 悪条件でも成功できた私たちのビフォーアフター
著者経歴
岩山ひろみ(いわやま ひろみ)・・・アトラパス株式会社代表取締役。サロン経営コンサルタント。サロン専門のビジネススクール「マスターサロン経営塾」主宰
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