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「価格はアナタが決めなさい。 輸入ビジネスに学ぶ儲かる仕組み」大須賀 祐

2020/02/22公開 更新
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【私の評価】★★★☆☆(72点)


要約と感想レビュー

 最近、ネットで転売、せどりを副業として進めている本がありますが、この本は本格的な輸入ビジネスをおすすめしています。どれくらい本格的かというと外国の企業から商品を買って、日本の企業に売るのです。


 具体的には外国の展示会へ行って独占販売契約を結び、日本の展示会で商品を売り込むのだという。なぜ企業向けがお勧めなのかといえば、個人向けよりも効率的だからです。


・BtoC、つまり個人を顧客とするビジネスよりも、BtoB、企業を顧客にしたほうが、ずっと簡単で手間もいらないのです(p19)


 そして値付けは、輸入原価の5倍から10倍で日本で売るべきだ、というのが著者の主張です。具体的には欧米から輸入した商品は5倍、アジアから輸入した商品に10倍の価格を付けるのがちょうどいいらしい。展示会で出店するのにも数十万円かかりますのでガチの輸入ビジネスです。


 独占売買契約を締結し、その商品のプレスリリースをFAXやメールでメディアに情報提供し、取り上げてもらうのが最短です。どれがヒットするのか運しだいですが、ヒットすれば大儲けです。


 大須賀さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・スモールビジネスをやるならば、「粗利益70%以下のものには手を出すな」と、いつも口癖のように言っています(p29)


・アマゾン転売ビジネスはやってはいけない・・・ネット上の輸入ビジネスは、今売れている商品をみんなが探すわけですから、同じ商品が溢れているうえ、自由な価格設定権がないからです(p106)


・メーカーごと、あるいはブランドごとに独占販売契約を結んでおけば、あなたの気に入った目玉商品が売れなくても、他の商品が予想を裏切って売れることだってあるのです(p138)


・ギャランティを迫られたら、「この数字をターゲットにしょう」と言ってください。ターゲットであればギャランティと違って、売上目標を達成しなくてもペナルティはありません(p172)


・「展示会の期間中にご注文いただけると、総額の10%お引きします」「今ですと、送料無料でサンプル発注を承ります」このように一気に注文を取るところまで話を進めてください(p186)


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【私の評価】★★★☆☆(72点)



目次

第1章 あなたはなぜ、価格を自分で決められないのか
第2章 自分で価格を決める方法
第3章 私が輸入ビジネスを選んだ理由
第4章 何がどう売れる? 事例で見る価格設定のコツ
第5章 BtoB輸入ビジネスのステップ


著者経歴

 大須賀祐(おおすか ゆう)・・・ジェトロ認定貿易アドバイザー(現:AIBA認定貿易アドバイザー)。1955年生まれ。早稲田大学商学部卒。東証一部上場企業入社後、3年目で最優秀営業員賞受賞するも、国内ビジネスに失望し会社を退社。その後、輸入ビジネスの世界にその身を投じる。2004年2月、「ジェトロ認定貿易アドバイザー」を取得。日本貿易振興機構(JETRO)より認定を受ける。現在は輸入ビジネスアドバイザーとして、コンサルティング業務に従事。輸入ビジネス界に対する多大なる貢献により、「日本貿易学会」の正会員に推挙され、貿易会の発展にも寄与している。現在は、株式会社インポートプレナーの最高顧問を務める


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