「東大集中力 やりたくないことを最速で終わらせる」西岡 壱誠
2020/01/13公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(78点)
要約と感想レビュー
「前のめり」に集中する
偏差値35から東大に合格した現役東大生が教える集中法です。著者の分析では、東大生が集中できるのは自発的にそれをやろうとするから。著者はそれを「前のめり」と表現しています。なぜ「前のめり」かといえば、目標があるから。今やっていることが、その目標達成に必要であるから「前のめり」に集中できるのです。
問題は、最初の一歩を「どう作るか」ということです。その答えは、簡単なものから始めるのです。すべてできないのは、想定内なのです。難しいことは、基礎が固まってから挑戦すればいいのです。だから簡単なものから始めるわけです。
「目標設定」は、納得を生む・・僕は、全てにおいて必要なのは納得感だと考えています(p54)
「前のめり」に集中する
興味深いのは、アウトプットすることが集中力も増すし、記憶力も増すということです。例えば、本を読むのであれば、知識を増やそうとするのではなく、人に説明できる資料を作るというアウトプットを目指すのです。
するとインプットだけでなくアウトプットすることで意識が変わり、記憶の定着が長く安定するのです。読書するならキーワードを探しながら読めば集中できるし、書評を書けば記憶に残るということです。私の読み方とまったく同じです。
実践編1 アウトプットを増やす・・・
「本を読む」→「キーワードを探す」(p127)
自分で自分の未来を決める
東大生は自律的に行動するようですが、自分で自分の未来を決めているのではないかと思いました。自分で決めた未来があるから、その未来のために必要なことをしているだけなのです。
また、普通の人は、「どうせ無理」「私には無理」などと考えがちですが、東大生は「こうすればできる」という道が見えているのかもしれません。だから、とりあえず目標を立てて、とりあえず一歩踏み出せるのです。西岡さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・「実は人間は、ある一本の線で囲まれている」・・その線の名前は、「なれま線」・・・ダジャレじゃないですか・・そうだな。でもこの線は、たしかに存在しているんだ(p200)
・オススメなのは、積極的にアウトプットを人に見てもらう・・学生なら先生に、会社員なら上司や同僚に、自分がどのように行動したのか・・コメントをもらうのです。この方法は、実は東大生がよく活用していた方法です(p184)
・左脳タイプ・・「目標」から逆算して考えてみる(p89)
・右脳タイプ・・・ライバルを作って、競争心を持つように努める(p91)
・目標設定の「数字」にある程度の妥当性・・例えば僕は二浪のときには「過去問を50年分解いて、分析ノートを作る」というのを目標にしていました(p75)
・「書けば覚えられるようになる」・・・「見る」よりも「書く」という行為の方が、「アウトプットしている」という感覚が付き、そしてこういうやり方は「集中できる」のです(p122)
【私の評価】★★★☆☆(78点)
目次
第0章 集中に必要なのは「前のめり」になること
第1章 「前のめり」になる対象を明確化す
第2章 「前のめり」を保ち続ける方法
第3章 「前のめり」かどうかをチェックする
著者経歴
西岡壱誠(にしおか いっせい)・・・東京大学経済学部4年生。歴代東大合格者ゼロの無名校のビリだったが、ひょんなことから「偏差値35からの東大受験」を決意。しかし勉強へのモチベーションが続かず、2浪が決まり危機的状況に陥る。自己認識をあらため、どのようにすれば勉強に没頭できるか試行錯誤した結果、集中力を圧倒的に高めることに成功し、あらゆる科目の成績が飛躍的に向上。東大模試全国4位を獲得し、逆転合格を果たす。
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