「支配の構造 国家とメディア―「世論」はいかに操られるか」堤 未果 中島 岳志 大澤 真幸 高橋 源一郎

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支配の構造 国家とメディア――「世論」はいかに操られるか (SB新書)

【私の評価】★★☆☆☆(63点)


■これまで共産勢力は新聞、テレビといった
 マスメディアを支配して、民意をコントロールして
 言うことを聞かない政権を潰したり、
 日本の政策を左右していました。


 ところがインターネットの登場で、
 その支配構造が崩れてきただけでなく、
 重要なポストを失うようになってきたのです。


 それに対する最後の抵抗が
 このような本となって出版されて
 いるのでしょう。


■このような本の特徴は、
 表面的な事実だけをもっとらしく並べて、
 結局、報道の自由が制限されたなどと批判する。


 実は官邸記者会見で記者が理不尽な質問を
 繰り返しているのを注意しているだけなのです。
 そんなことはユーチューブを見て、
 みんな知っているのです。


・官邸記者会見で官房長官が記者の質問を理不尽に制限したとして、新聞労組が「報道の自由」を訴える反対声明を発表。それを見て、発言制限どころか記者会見自体に入場制限をかけられている海外メディアや独立ジャーナリストたちから、そもそもの情報アクセスが不平等であることへの不満の声が上がる(p7)


■また、共産主義者にマスコミが支配されて
 いることに危機感を持った一般の人が
 安倍政権を支持しているという現実がある。


 このような状況に対して、安倍政権は右翼的であり、
 それが社会を覆っているなどと
 現実と乖離したことを平気で主張する。
 同じパターンなのです。


・右翼的で単純な思考の党派が社会を覆っているにもかかわらず、みんなそのことに気づいていないのが今の日本だと思います(高橋源一郎)(p114)


■よくこんな本を出版できるものだと
 感心しました。


 仕事ととして書いているので
 絶えられるのでしょうか。


 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・仮に今、日本の自衛艦が中国の船と衝突して、現場でにらみ合いが続いているという事態になったとして、日本のメディアが「実はあれば日本側から仕掛けたものだ」という情報をつかんだとします。果たしてジャーナリストがその公表のために動けるか。まず無理でしょうね(高橋源一郎)(p63)


・新聞記者は事実をできるだけ正確に、そのまま差し出すのが仕事ですが、個々のジャーナリストはそれこそ極左、左派、中道左派、極右、右派、中道右派など、様々なスタンスがあって当然だからです。繰り返すようですが、大事なことは、メディア自身が中立になることよりも、様々な視点を排除せず、議論のテーブルに載せる「場」を提供sすることなのです(堤未果)(p107)


・ネーションに内在している人々はみんな、「自分たちのネーションは古い」と思いたがり、そのように自己主張するのです・・たとえば、「3000年近く前に最初の天皇が即位して・・」みたいなことを、ネーションの起源の歴史的事実だと言ったりする。・・・「天皇」と呼ばれるものにつながった支配者が存在したかもしれませんが、その人は「日本」に君臨したわけではないし、ネーションとしての「日本」の自覚など微塵ももっていなかったはずですが(大澤真幸)(p132)


・みんなが勝手に「これをやったら抗議がくる」と自主規制している。そこに権力が内在しているというのが森さんの結論です。NHKをはじめとするマスメディアが今やっているのは、まさにこれじゃないかと思うのです(中島岳志)(p225)


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【私の評価】★★☆☆☆(63点)


■目次

プロローグ VRが世界を変える
第1章 VRの最前線で一体何が起きているのか!?
第2章 5Gで加速するVR社会
第3章 VRで変わる業界図鑑
第4章 VRで新しく生まれる仕事
第5章 VRで変わる働き方
第6章 こんなことまでVRが変える
第7章 VRを始めよう



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