「自分の時間を取り戻そう―ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方」ちきりん

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自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方

【私の評価】★★★★★(91点)


■働き方改革とは、
 労働生産性を高めるということ。


 この本では、ちきりんさんが
 労働生産性の本質について 
 本音で解説する内容となっています。


 では、どうすれば生産性が上がるのか。


 ちきりんさんの答えは、
 時間を制限するということ。
 そしてその時間内に成果を出すよう
 工夫していくのです。


・「投入する時間を制限する」ことが、
 生産性を上げるための鍵であることは
 間違いありません(p151)


■また、最近のIoTの本質とは、
 情報技術を活用して
 使われていない資源を
 有効活用するということです。


 つまり、まったく生産していないものを
 価値あるものにしている。
 生産性を高めているのです。


 これからはあらゆるムダが
 有効活用できないか、
 試行錯誤が繰り返されることに
 なるのでしょう。


 特にこれまで規制で縛られていた
 業界が狙い目だと思います。


・これまで活用されないまま放置されていた
 3つの資源が有効活用され、価値に置き換え・・・
 Uberが有効活用を始めた「自家用車の空き時間」・・・
 Airbnbが有効活用を促した「空いている部屋や家」・・
 3つめの資源が、車や部屋を所有する人の
 ヒマな時間です(p30)


■個人の人生での判断においても、
 生産性という考えが重要です。


 同じお金を使うのでも、
 映画に使うのか、
 フィットネスクラブにつかうのか
 ゲーム課金につかうのか
 人によって効果はそれぞれです。


 自分にとって何が大切で、
 大切なものにお金をかけているのか、
 そうした視点が大事なのでしょう。


 これほど生産性について
 突き詰めた本ははじめてでした。


 ちきりんさん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・忙しくなる前に休暇の予定をたてる・・・
 「どうすればこの厳しい締め切りを守れるのか?」
 と考えざるをえなくなります(p158)


・全部をやろうとすると、ほとんどの人が
 最初に「やれば終わる仕事」に手をつけます・・・
 そういう仕事をやっている間に時間はどんどん
 減っていき、結果として最後に残った難しくて
 重要な仕事に割り当てられる時間は、
 ごくわずかなものになってしまいます(p181)


・誰にでも1日は24時間ありますが、
 今の私にとってはその中でも
 「一定レベル以上の集中力で
 頭を動かすことが可能な4時間」が、
 他の時間より圧倒的に貴重です(p113)


・書籍の構想など大きなことを考えるときは、
 よくビーチリゾートに出かけます・・・
 人によって「生産性の高いストレス解消法」は
 異なります(p67)


・今年もっとも有効に使えた
 (=得られた価値が大きかった)
 と感じるのは、ラオスでひとり旅をした際、
 ラオス人のガイドを雇うために
 支払ったガイド料でした・・・
 彼に払ったガイド料は1週間で数万円です(p108)


・「りょうかい」とタイプして変換を押すと、
 「了解いたしました。よろしくお願いいたします。」
 と出てくるよう登録してあります(p186)


・最近、洋服をスマホで買う若い女性が増えています。
 このトレンドは「実店舗で洋服を売る店員の
 提供価値が大して高くなかった」という
 厳しい現実を明らかにしました(p93)


・有効活用されずに放置されている貴重な資源・・・
 たとえば学校のグラウンドや校舎、
 歯科医院や美容院の店舗、
 レストランなどの施設は、
 どれも営業時間以外はまったく
 活用されていません(p50)


・テレビ番組を観る若者が減っているのも、
 頭出しもできず、自分の空き時間にサクッと
 観ることもできない、あまりに生産性の低い
 (時間という希少資源を有効活用するどころか、
 視聴者の貴重な資源を無駄にする)
 システムだからです(p47)


・生産性という観点から意味があるかどうか・・・
 たとえば公共工事をどう考えるか・・・
 ガラガラの地方美術館、
 ヒマな人しか訪れない温泉施設、
 交通量の極めて少ない立派すぎる高速道路などの
 生産性は、あまりに低すぎます(p37)


・働いている人の中には、その仕事の価値が
 ゼロ以上の人と、マイナスの人がいます。
 たとえば生産性の低い産業を守るために
 余計な規制を作っているような人-
 こういう人は働かないでいてくれたほうが、
 社会全体に生み出される価値が
 大きくなります(p43)


・グローバル企業が税金を払いたがらないワケ・・
 グーグルが1000億円を自分たちで人工知能や
 ゲノム解析や自動運転車の研究開発に使うのと、
 アメリカ政府に納入して無人攻撃機や爆弾代として
 使われたり、日本政府に納めて地域再生の資金として
 バラまかれたりすることを比べたら、お金という
 資源の生産性はどちらが高いでしょう?(p39)


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【私の評価】★★★★★(91点)

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■目次

序章:「忙しすぎる」人たち
1章:高生産性シフトの衝撃
2章:よくある誤解
3章:どんな仕事がなくなるの!?
4章:[インプットを理解する]希少資源に敏感になろう
5章:[アウトプットを理解する]欲しいモノを明確にしよう
6章:[生産性の高め方1]まずは働く時間を減らそう
7章:[生産性の高め方2]全部やる必要はありません
8章:高生産性社会に生きる意味
終章:それぞれの新しい人生



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