「あなたと子どものお金が増える大金持ちの知恵袋30」菅井 敏之
2019/03/25公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★★☆(80点)
要約と感想レビュー
■三井銀行を48歳で退職して
アパートオーナーとして独立した
著者が教えるお金の基礎知識です。
著者は銀行マン時代に
お金持ちを観察して
不動産オーナーが楽しそうに
見えました。
銀行マン時代にお金を貯め、
不動産を勉強し、投資をしたのです。
不動産は投資事業ですから、
生半可な知識では
失敗する可能性もあったのでしょう。
・十分に思える資産を持つ人でもリタイア後に毎月の現金収入がなく、財産が目減りしていくばかりであれば、先々の心配から決して開放されることはなく、穏やかには暮らせてはいないようでした。一方、笑顔で人生を謳歌している人のほとんどは不動産オーナーでした(p20)
■ところが銀行を辞め、
独立してわかったのは、
お金の心配はないのですが、
毎日がつまらないということ。
毎日遊んでばかりでは
数ヶ月は持ちますが、
半年もすると飽きてしまう。
お金を集めるのは簡単でも、
いかにお金を使って
人のお役に立てるのか。
お金と自分の人生の時間の
使い方が難しかったのです。
・実際に銀行を辞め、セミリタイア人生をスタートしてまもなく、それが自分にとっていかに「つまらない毎日か」に気づきました(p59)
■もちろんお金は生活のために
必要最低限はほしいものです。
しかし人はお金だけで一生
生きてくことはできない。
やりがい、生きがい、
楽しみがなければ
生きる価値がないのです。
菅井さん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・幸せなお金持ちの人は・・・町の相談役のような立場で地域貢献・・・ボランティア活動に熱心・・若い人の事業を支援・・・自分が次に貢献できる働きは何か、を常に考えていたのです(p61)
・少年よ、大志を抱け お金のためではなく私利私欲のためでもなく 名声というむなしいもののためでもなく 人が人としてあるべき道をまっとうするために 大きな志を抱きなさい(クラーク博士)(p179)
・親がしなければならないことは、子どもが落ちそうな穴をふさぐことではなく、穴に落ちてしまった子どもが這い上がってくるときに彼らの力を信じて待つことです(p97)
・消費は「1週間単位」で管理する・・・金融用語でいうところの"週足(しゅうあし)"、「今週はこのお金で生活する」のです(p152)
・目的のため努力して貯める。これは「いずれ卵を生むニワトリを食べずに育てる」ことと同じです(p176)
この記事が参考になったと思った方は、
クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
集英社
売り上げランキング: 77,118
【私の評価】★★★★☆(80点)
目次
第1章 「大金持ち」の知恵袋
第2章 「稼げる人」の知恵袋
第3章 「貯められる人」の知恵袋
第4章 「増やせる人」の知恵袋
第5章 「もらえる人」の知恵袋