「お店・会社が回る! できるアルバイトの育て方」鴨頭 嘉人
2018/09/11公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
■この人のセミナー面白いな!
と思いながら手にした一冊です。
著者はマクドナルドで最優秀店長、
国内、世界ですべての表彰を
受けています。
いかにアルバイトを育て
アルバイトによって素晴らしい店を
運営していくのか。
それは店長の想いなのでしょう。
・店長自身がお店をどんな風にしたいのかを
熱く語りその想いに共感してもらえば
正社員やアルバイトという枠を超えて
あなたの「右腕」となってくれます(p26)
■面白いと思ったのは、
やはり職場の「空気感」を
大事にしていることです。
人を阻害するような空気感はないか。
アルバイトが居場所がないと
感じるようなことはないか。
そうした「空気感」は、
変える努力が必要です。
ルールで変えることもできるのです。
・人間がつくり出す「空気感」には
細心の注意が必要です・・例えば
「休憩室ではじめて顔を見るスタッフが
いた場合、先輩から先に声をかける」
というルールをつくり、
徹底していったらどうでしょう(p87)
■アルバイトを戦力にする
ノウハウがあるのだと思いました。
アルバイトを雇って育て、
そのアルバイトに新人を育ててもらう。
こうした循環がおきると
人が育つのですね。
鴨頭さん
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・人が辞めない環境とは?・・・・
その答えは明確です。
「自分の居場所がある」と
感じられる場所であることです(p82)
・「いじめ」の本質や生まれる原因については
触れませんが、店長の立場から
注意すべきことを指摘しておきます。
それは「気づく」こと(p86)
・例えば、バングラディッシュの人が
面接にきたとしましょう・・・
オリエンテーションでこう伝えるのです・・
君がお客様に喜ばれる素晴らしいサービスを
提供したら、日本人はこう思うよ。
「バングラディッシュ人は何て
すばらしいんだ!」(p141)
・ふたり目のバングラディッシュ人を採用したら、
必ずひとり目の人間にトレーニングを
任せます。そして店長はできるだけ
トレーニングには関わりません・・・
気がついたことがあったら、
「本人には直接伝えず、ひとり目の
アルバイトスタッフ(トレーナー)に
伝える」(p142)
・鈴木店長にはある「口癖」があったのです。
その口癖とは「すばらしいですね」・・
「すばらしいね」というフレーズは、
言われた人が充実感を覚える承認メッセージ(p205)
・アルバイト採用の「ステップ0」・・・
これは、「いま働いているスタッフが、
満足しているか」ということです(p60)
・アルバイトスタッフ募集の告知・・・
目安としては8週間が適切です・・・
「告知」をして「認識」してもらい、
「電話」がかかってきて「面接」をして、
実際に「働きはじめる」までのスパンが、
平均すると8週間なのです(p46)
・「平日より3倍の売り上げがあるから
3倍のスタッフ」というのはまだまだ
浅い考えです。本当は5倍のお客様が
きているのにもかかわらず、3倍の
売り上げで止まってしまっている
のかもしれないということ(p36)
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
■目次
第1章 アルバイトを採用する前に考えておくべきこと
第2章 アルバイトの採用に大切な「4つのステップ」
第3章 アルバイトが辞めてしまう「理由」と「対策」
第4章 アルバイトが「定着」し、「育つ」コミュニケーション術
第5章 アルバイトを「やる気」にし、「自律」させる店長の法則
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