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「日本はなぜアジアの国々から愛されるのか」池間 哲郎

本のソムリエ 2018/08/24メルマガ登録
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日本はなぜアジアの国々から愛されるのか


【私の評価】★★★★★(95点)


要約と感想レビュー

 沖縄に生まれ育った著者は、日本は侵略戦争を行い、多くのアジアの人々を苦しめたと思っていました。ところが1990年頃からはじめた国際協力活動の中でアジアの国々で現地の人々は「日本はすごい」「日本のようになりたい」と言われ、驚きました。


 現地の人々は、日本人ではなくいかに白人の植民地支配が非情で残酷なものであったのか訴えていたのです。その植民地支配を日本が終わらせたと考えていたのです。


 これまで教えられたこと、報道で伝えられていたことはいったい何だったのかと著者は大きな疑問を抱きました。


・「日本は私たちの希望の国。資源もなく、戦争であれだけ叩き潰されても起き上がってきた日本人。ネパール人も日本人のように頑張れば、必ず豊かになれると信じている」と男性は語った(p105)


 日本の学校では日本がアジアを侵略した。朝鮮、台湾を植民地にしたと教えられます。確かに西欧諸国はアジアを植民地にして教育を与えず、搾取していました。


 日本は朝鮮、台湾を合法的に併合して、日本国の一部としてインフラ投資し、日本と同じ教育を行ったのです。植民地ではないのです。民間の慰安婦を性奴隷とし、併合を植民地と呼ぶのは何かの意図を持った情報操作に近いのかもしれません。


・1885年、パラオはスペインの植民地となり、圧政と虐殺、天然痘などで、6万人いた人口は6000人に激減・・教育も与えず、インフラ整備も一切行わない・・・しかし、日本は違った。学校、病院、電気、道路などのインフラ整備を行い、住民の生活向上に力を入れる・・・日本敗戦後、パラオはアメリカ統治となった・・「日本は残虐」「日本は悪魔」・・・ところがパラオ人は、誰も信用しなかった・・「何があっても日本を愛している」と今でも人々は語る(p58)


 日本が今のような状態にあるのは、先人、ご先祖さま、先輩たちの努力の結果なのだと思いました。そして、今だからこそアジアのために日本のできることがあるのかもしれないと思いました。


 そのためにも誇りをもって経済的にも政治的にも日本がしっかりしないといけないのだと思いました。


 池間さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感したところ

・日本に8年間滞在していた40代半ばのビルマ人男性が語る・・・「自分の子供たちは必ずあなたの国へ留学させる」・・・日本人と一緒にバイトでもいいから仕事をして、真面目さ真剣さ、おもてなしなどを学んでほしいと願っている」(p80)


・「アジアから嫌われている」、これは大間違いだと断言する。徹底的に反日教育を続ける3か国は別として、それ以外のアジアの人々は日本が大好き(p126)


・日本の敗戦後、アジアには植民地はなくなった。なぜなくなったか?自分で歴史を学ぶのも大事。勉強してみてください。日本はアジアから尊敬されているのである(p50)


・日本はおかしな国である。「国を愛する」「日本は素晴らしい国」「自衛隊に感謝する」との言葉を発すると、「お前は右翼か」と言われてしまう・・・まさしく「国を愛さない」思考の洗脳作戦が進行中。こんな国は世界で日本だけだ(p167)


・ネパールのグルカ兵と日本軍の戦いが、インド北東部のインパールで行われた・・・あまりの壮絶な日本兵の遺体を見て、戦友が死んだ時にも泣かないグルカ兵が、敵である死んだ日本兵を見て、「これほどまでに国を思い故郷のために戦う兵士たちがいるのか」と泣いたという(p106)


・現地の方々から白人帝国主義の植民地時代の悲惨さを聞いてきた・・・先人は白人列強の魔の手から日本を守ってくれた・・・幕末から明治、大正にかけての戦い、昭和初期の、敗れたとはいえ、恐ろしいほどの劣勢の中で戦い続けた日本人。「軍部の暴走」などと非難する日本人もいる。それでも誇りを賭けて戦った先人を心から尊敬している(p69)


・海外での支援事業において、「ノープロブレム」とよく言われる。「何も問題はなく工事は順調です」と報告があったら要注意。・・・「それなら写真で報告しろ」と言うと、案の定、報告写真は届かない(p102)


・多くの日本人が抱く「武器を持たねば相手は攻めてこない」の平和ボケから目を覚まし、現実を見つめねばならぬ時期が来ていると思う(p180)


・広島と長崎に原爆が落とされたことをアジアの人々は知っている・・・「アメリカが原爆を落として日本人を虐殺した」との認識が、意外に多いのに驚く(p156)


・「太陽の光を地上に再現した白人の叡智」(トールマン大統領)で、邪悪な猿(日本人)をやっつけたというのが、アメリカをはじめとする白人たちの基本的な考え方である(p157)


・外国では地域や部族が戦争に敗れると、王様や上層部は異国に亡命したり安全地帯へと逃げ延びる・・ところが日本は、庶民はこれまでどおりの暮らしを続けるが、「お殿様」は責任を取り、腹を切り自害して果てる。これが不思議でたまらない。それとともに「日本のすごさ」も感じる(p141)


・静岡県の沼津市民会館で講演をさせていただいた時の出来事・・・男子高校生が、思い詰めた表情で私の前にやってきた。「今まで日本人は悪いことをした。アジアを侵略し残酷な方法で多くの人々を殺害したと教えられた。どうしても日本が許せない。日本人であることが恥ずかしくて、自分は日本人ではないと言い聞かせてきた。先生から日本がアジアの人々から信頼され尊敬されていると聞いて嬉しくてたまらなかった。やっと僕は誇りを持つことができた。やっと僕は日本人になることができた」と絞り出すような声で言った・・・なぜ日本を嫌いになるような教え方をするのか不思議でたまらない(p188)


・科学的にきちんと証明できるだけでも、日本の歴史は1500年ぐらいあるんですよ・・・それでも世界一なんです。だから堂々と胸を張って、「われわれは世界一歴史を持った国家である、その国民である」と言ったほうがいいですよ(p6)


・日独伊三国同盟により共に枢軸国として戦ったイタリアは、日本敗戦1か月前に逆に対日宣戦を行い、・・戦後、賠償請求をしてきた・・・当時の日本は貧しく、人々はボロボロの状態が続いていたが、理不尽を承知のうえで金を支払った・・「イタリアよ、恥を知れ!」と声を大にして言いたい(p42)


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池間 哲郎
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【私の評価】★★★★★(95点)



目次

第1部 アジアの人たちが教えてくれた本当の日本
第1章 「なんでアジアの人たちが日本を恨んでいるなんて思うんですか?」――カンボジア
第2章 「日本はただ一人、白人たちに戦いを挑んだ」――スリランカ
第3章 「それでも日本を愛しています」――パラオ
第4章 「自分の子供たちは必ず日本へ留学させる」――ミャンマー
第5章 「日本のように頑張れば、必ず豊かになれると信じている」――ネパール
第6章 「オッチャン、学校を造ってくれてありがとう」――ラオス
第2部 日本はなぜアジアの国々から愛されるのか
第7章 アジアの人たちから尊敬される日本
第8章 なぜ日本人は「アジアから嫌われている」と思うのか?
第9章 「日本人って何ですか?」
第10章 仁義ある戦い――東日本大震災と自衛隊
第11章 日本国民のために――天皇


著者紹介

 池間 哲郎(いけま てつろう)・・・1954年生まれ。NGOアジアチャイルドサポート理事。JAN(ビデオ撮影・制作業)代表。沖縄大学非常勤講師。おもにアジアのスラムなどの貧困地域に撮影や支援のために足を運び、講演、写真、ビデオなどを通して伝えている。



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