「金持ち賢者の習慣術-あなたのマネー感覚が根底から変わる本」小泉 十三
2018/06/29公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(72点)
■元編集者が書いたお金の本です。
本多静六さんや邱永漢さんを
紹介しているところが
編集者らしいところ。
さすがたくさん本を
読み込んでいる編集者だけあって
紹介する引用が幅広いのです。
・金銭は独立の基本なり、
これを卑しむべからず・・
明治24年、福沢諭吉が慶應義塾での
演説で述べた言葉である・・(p18)
■お金を貯めるのは簡単です。
使わなければよいのです。
ただ、自分が無知であれば
収入が増えませんので、
自分には投資して、収入を増やす。
そして貯ったお金をタネ銭にして、
確実に増える投資先を探し、
増やしていくのです。
・ヘンリー・フォード・・
「年寄りは若い者に貯金をしろと言うが、
それは間違っている。
最後の一銭まで貯めようなどと
考えてはいけない。
自分に投資しなさい。
私は40歳になるまで、一ドルたりとも
貯金をしたことがない(p66)
■私のお金のセミナーと
ほぼ同じ内容で
笑いました。
お金持ちになる方法はわかっている。
でも、実行するのは難しい、
ということなのです。
小泉さん
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・人生に必要なもの
それは勇気と想像力とサム・マネー・・
映画『ライムライト』での
チャップリンの名セリフである・・・
けっして「ほんの少し」ではない(p10)
・日本のお金持ちのあいだで、
静かに読みつがれてきた隠れたベストセラー・・
昭和25年に刊行された『私の財産告白』・・
本多静六は、20代で東大農学部の助教授になり、
そのころから蓄財を開始。
そして40歳のときには100億円近い
財産を有するに至ったという(p53)
・蓄財や投資の本に、かならず
盛られている一項がある。
それは「"タネ銭"をつくれ」
というものだ(p46)
・お金を貯める最大の秘訣は
使わないことである・・
"お金持ちの神様"と称される作家の
邱永漢氏の言葉なのである(p72)
・10年で1000万円、生活コストを削る・・
「生活コストを1000万円単位で
削減する方法を考えろ」・・・
大前研一氏の言葉である(p97)
・邱氏も、「キャッシュで払うだけの
お金がなかったら、そもそもレストランや
バーなんかに行くべきではない、
デパートで物なんぞ買うべきではない」
と自分に言い聞かせているという(p108)
・アメリカにおける・・事実その1・・・
一流のファンドマネージャーがやっても、
サルがやっても、
出る結果はあまり変わらない(p189)
・イギリスの詩人であり批評家であった
サミュエル・ジョンソン・・
「釣り竿は一方に釣り針を、
他方の端に馬鹿者をつけた棒である」
「人生は、次々にあらわれる享楽ではなく、
次々にあらわれる欲望のうちに終わる」(p139)
・豊かな気分になりたければ、
金では買えないすべての財産を
数えるだけでいい(p38)
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【私の評価】★★★☆☆(72点)
■目次
プロローグ お金に動かされる人から、動かす人へ
毎日のちょっとした心がけがあなたを「金持ち賢者」にする
1 お金を何となく使ってしまっているあなたへ
大切なお金が活きる金持ち賢者の思考習慣
2 思うように貯金がふえないあなたへ
大きなお金が貯まる金持ち賢者の蓄財習慣
3 生活レベルを落とさず貯めたいあなたへ
ムダをプラスに転じる金持ち賢者の節約習慣
4 買い物も遊びも上手にしたいあなたへ
見栄を張らず充実する金持ち賢者のお財布習慣
5 貯めるだけでは満足しないあなたへ
確実に財産を太らせる金持ち賢者の利殖習慣
6 安心の老後を迎えたいあなたへ
生涯資金「一億円」を目指す金持ち賢者の投資・運用習慣