「おもてなし日和」高野 登
2016/08/04公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(81点)
■海外のホテルで経験を積んできた
高野さんのサービスの考え方です。
やはり日本人のサービスは、
お・も・て・な・し。
そのサービス精神は外国でも
通用するのでしょうか。
・横柄な態度を取るでもなく無駄に媚びることもなく、淡々と自然体で「ただ在る」ことに飄々として空気感が漂う(p4)
■海外の一流ホテルで、
高野さんは同僚のレベルの高さに
衝撃を受けました。
壁にぶち当たったとき、
高野さんのとった戦略は、
すぐやること。
一番に手を挙げ、発言する。
難しいお客様は、まず自分で応じる。
仕事は期限前に仕上げる。
自分のできることを
精いっぱいやることで、
生き残ることができたのです。
・一番になれなくても、一番最初にやろう・・ライバルと同じ土俵で勝負をしても勝ち目はない(p38)
■常に上に向かって
歩き続けてきた人なのだな、
と思いました。
歩き続けているうちに、
とんでもないところに
着いてしまったということでしょう。
高野さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・服装にも「気配り」が必要であり、その気配りは、相手へのおもてなしなのだ(p101)
・「おしゃれな人だと言われるでしょう?」「仕事が早い人だと言われるでしょう?」・・こうした、ちょっと視点を変えたひとことが、パワフルな潤滑油になる(p121)
・めざすべき頂上がはっきりと見えていること・・そこに至る道筋が、見えていること。これだけで、人はがんばれる(p54)
・小さな約束事を守れない者にかぎり、大事な試合でかならずミスをする(p71)
・人は、まず感情が動いて行動を起こす。次に理性で、行動に理由づけをする。感情が動かなければ、何も起きないのだ(p178)
・優れた者ほど、失敗や間違いを犯すことが多い。それだけ、新しいことを試みるからである・・ピーター・ドラッカー(p92)
【私の評価】★★★★☆(81点)
■著者経歴: 高野 登(たかの のぼる)
NYホテルキタノ、NYスタットラーヒルトン、NYプラザホテル、LAボナベンチャーホテル、SFフェアモントホテルなど勤務を経て、1990年にザ・リッツ・カールトンへ移籍。1994年にリッツ・カールトン日本支社長。2010年、人とホスピタリティ研究所設立。
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■目次
プロローグ おもてなし日和
第1章 学びの季節―私のアメリカ修業時代
第2章 視点を変える―組織のリーダーとして
第3章 「おもてなし」のかたち―私のホスピタリティ論
第4章 胸に刻まれた言葉―わが人生の師たち
第5章 私の生きる軸―立ち戻りつつ、進む
エピローグ おもてなしの四季
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