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「冒険訓「辛坊訓2」辛坊 治郎

(2016年5月27日)|本のソムリエ
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冒険訓 「辛坊訓2」


【私の評価】★★★☆☆(73点)


■「たかじんのそこまで言って委員会」で
 司会を務める辛坊さんの一冊。


 太平洋をヨットで横断しようとして
 クジラに衝突したときは、
 本当に死に直面していたとのこと。


 一度、死んだ人生ですから、
 テレビで言えないことを
 書いてしまおう!
 ということらしい。


・数年前、全国11の都道府県で、「最低賃金でフルタイムで働いたときの手取りよりも、いっさい働かずに生活保護を受給した場合のほうが手取り額が多い」ってことが判明(p27)


■まず、日本の国家財政は、
 収入より支出のほうが多いので、
 いずれ破綻します。


 破綻すれば、
 収入を増やして、
 支出を減らす。


 増税して、
 医療の自己負担は増える、
 ということになります。


 破綻するかどうかではなく、
 いつ破綻するのか、
 ということでしょう。


・日本の75歳以上のいわゆる「後期高齢者」は1千500万人を超えているんです。この人たちの医療費は、平均でじつに年間90万円にもなります・・15歳から45歳までの人が使う年間医療費は、平均で11万円(p33)


■それほどテレビで言えないこと
 はありませんでした。


 テレビでは本当のことを
 言ってはいけなのでしょうか。


 辛坊さん、
 良い本をありがとうございました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・20歳を過ぎると掛金を払っていたかどうかが運命の分かれ道になるんですね。学生の皆さんは、申請すれば保険料納付が猶予されます。未申請で保険料未納だと障害者年金が出ません。ぜひ覚えておいてください(p21)


・年金の支給開始年齢は徐々に70歳に向けて引き上げられ、掛金の支払いは65歳まで続き、第3号被保険者制度が廃止され、パートを含むほとんどすべての労働者が厚生年金の対象となって保険料が天引きされることになるでしょう(p66)


・バブル世代の女性のなかには、突然50歳近くになって子供を欲しいと思いはじめ、そこでやっと「卵子が老化するので、40代の自然妊娠はきわめて困難」という現実を突きつけられて、「そんなこと聞いてない!・・って絶叫する人が激増しているんです(p226)


・従軍慰安婦20万人説のきっかけとなったのは、1970年代に千田夏光という作家が書いた著書で、「約20万人の朝鮮人労働者が労務動員され、そのうち若くて未婚の5万~7万人が慰安婦にされた」という記述らしいんですね。ところがこの本自体が、「挺身隊」という工場労働者を「身を挺する」という語感から慰安婦と勘違いしたもので、この数字を後に朝鮮近代史研究家である宮田節子という人物が引用して、『朝鮮を知る辞典』という本の中で書いたところから少しずつ誤解が広がっていった(p238)


・クリミア半島・・スターリンがタタール人全員を半島から追い出して、大量のロシア人を植民したんです。このやり方は中国が真似をして、少数民族の土地に漢民族を大量に送り込んで「民族浄化」するのに使っています(p296)


・親が遺言状で、相続の方針とともに財産目録を書いておいてくれるととても助かります。皆さん、今すぐ親に「遺言状と金融機関の口座一覧を残せ」って言ってやってください(p205)


冒険訓 「辛坊訓2」
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辛坊 治郎
光文社
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【私の評価】★★★☆☆(73点)



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■目次

はじめに 嵐の海から生還した「冒険失敗家」が考えた生かされた意味
1 税制・年金編―「100年安心プラン」の真っ赤っな嘘
2 偽装・冤罪編―倫理観が欠如した男と女
3 政治編―安倍政権の強行シナリオの是非
4 経済編―アベノミクスが日本に与える功罪
5 事件・社会編―国民に突きつけられた驚天動地の荒波
6 海外編―ならずもの国家とどうつき合うべきか
おわりに 日々のニュースの教訓が「もやい綱の結び目」になりますように


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