「仕事で頭ひとつ抜きん出る裏トーク術」佐藤 昌弘、堀之内 高久
2015/04/06公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(88点)
■日本一高額なコンサルタントが
悩み、学び続けた中で、
最後にたどりついたのは・・・
「心理学を応用したコミュニケーションの技術」
でした。
この本では、
その技術の標準的なところを
学んでいきましょう。
たとえば、
コンサルティングでの、
声のかけ方一つにも、
ちゃんと意味があるのです。
・「コンサルティングに入る第一声」・・
1 「さて、今日はどんなことに
悩んでいらっしゃるんですか?」
2 「され、今日は何をお知りになりたいのですか?」
3 「さて、今日はどんなお手伝いを
させていただければ・・(p35)
■私が興味を持ったのは、
共感覚のところ。
共感覚とは、直観のようなもの。
感覚に色や味に変換して
感じられる場合があるらしい。
そうした感覚を研ぎ澄ますことで、
自分の感情・気持ちを
把握することができるようになる。
そして、
それができると他人の気持ちも
分かるようになってくるらしい。
・「共感覚」トレーニング・・
自分の気持ちについて、身体感覚を使って
これまで考えたこともない表現をしてみてほしいのです。
たとえば、「いまの気持ちを色で表現したらどうだろうか?」
「いまの悲しみを味覚として味わってみる」(p181)
■この一冊読むだけでは、
心とコミュニケーションの課題については、
まだ全然足りないという
感覚でした。
つまり、
心理学を活用したコミュニケーションについては、
本の知識だけではなく、
実際にワークで体験してみないと
分からないところがあるということです。
本プラス体験が必要ですね。
佐藤さん、堀之内さん
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・「いつも~だ」を「~のときもある」・・
「全然ダメだ」を「ダメなときもある」と、
言い換えてみる・・・(p42)
・「怒りを鎮める」「ワンダウンポジション」・・
「私どもに何か手落ちの部分があったために、
ご迷惑をおかけしたのかもしれません」(p99)
・おそらく彼女が求めていたのは、
たったひと言だったのです。
「すごく、がんばってますよね」(p127)
・「どうやったらセールストークがうまくなりますか?」
と彼は口に出していましたが、
本当に聞きたかったことは、
「人に拒絶される恐怖を
どうやったら克服できますか?」(p130)
・このクライアントさんはどんな想いを持っていて、
何と何と何がこの人のゴールなのか?」
実は、その問いの答えは、本人さえも
わかっていないことが多いのです(p134)
・「あいしてる」の55%は、目から伝わる?(p150)
・心の奥底からの声を・・・
「私は気が小さいので、大きな声を聞くとそれだけで
ビックリしてしまうんですね。どうか少しだけ小さな声で
お話しいただいてもいいでしょうか」
「私はその場でお決めいただけると思って、今日
お見積りを持ってまいりました。検討されてしまうという
ことを聞いて、ものすごく悲しくなりました」(p218)
ダイヤモンド社
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【私の評価】★★★★☆(88点)
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■目次
はじめに この本には、あなたの欲しいものが書いてあります。
第1章 第一声で相手を自在にあやつる方法
第2章 その場をしのぐ8種類の裏トーク術―「近づく、売る、断る、謝る、怒りを鎮める、言い訳する、誤解を解く、許す」
第3章 トイレ休憩―日本一高いコンサルタントのシークレット・ファイル
第4章 「人間関係の達人」だけが知っている!コミュニケーションの裏側
第5章 第六感を磨く3つのトレーニング法―「共感覚・身体直感・ミラーリング」
おわりに これからの10年で頭ひとつ抜きん出るために
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