「どうしてあなたは部下とうまくいかないのか?」堀之内 高久
2015/04/09公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
■「どうも、部下が思ったように動いてくれない」
という人のための一冊。
実は自分に原因があるのかもしれません。
たとえば、
あなたの指示は具体的でしょうか?
背景と目的と期限と求めるレベルを
はっきり指示しているでしょうか?
問題は部下にあるようで、
自分にある可能性もあるのです。
・指示は一度にひとつ・・・
心のなかで「結論から言うと」とつぶやけば・・
「(結論から言うと)
A社との契約の進捗状況を確認したい。
今あらためて報告してくれ」(p23)
■そして、
馬の合わない部下と
話をしなくなっていないでしょうか?
それは当然でしょう。
どうも合わない部下ですから、
話もしたくないはず。
ただ、本当は「いやな部下」とこそ
話をしなくては
ならないのかもしれないのです。
・「いやな部下」・・・
「見ざる・聞かざる・言わざる」を
捨て去ること。・・
その部下はいったいどんな人間なのか。(p178)
■最後に一つだけ確認したいのは、
あなたは成果を出し、優秀な人だから
上司という立場にいるということです。
あなたは、
これまで結果を出してきた。
十分頑張ってきたのです。
今のこの状況も、
いずれは過ぎ去り、
思い出となるでしょう。
堀之内さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・「ご苦労だったな。連日、夜討ち朝駆けまで
やったみたいじゃないか。よくやったよなあ。・・」
プロセスを尊重すれば、どんな部下に対しても
「ねぎらう」ことができるのです(p83)
・ある部下が嫌いで気に食わなくても、
いいのです・・・その事実を認める。
そう思っている自分にOKを出すのです(p97)
・「いやなやつ」だと思うならば、
いっぱい思えよ・・・そのうえで、
相手とどう関わればいいか、
知恵を出そうじゃないか、
というのがポイントなのです(p100)
・困難の乗り越え方・・・
あなたがいたから、いまのあなたがいる・・・
まず、困難を乗り越えてきたいまのあなたに、
「よくやったよ」とOKを出してください。(p158)
フォレスト出版
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
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■目次
第1章 「どうしてあいつは言ったとおりにできないんだ...」
―成果を上げない部下をどうするか
第2章 「どうしたら信頼されるんだろう...」
―部下との距離をどうするか
第3章 「あいつとは、うまくやれない...」
―「気に入らない」部下をどうするか
第4章 「会社に一体感がないなあ...」
―社員が伸びる環境、ダメな環境
第5章 「ダメだ、自信がないよ...」
―困難の乗り越え方
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