「雑談力がアップする「ひと言」の魔法」水橋史希子
2015/04/08公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
要約と感想レビュー
JALのチーフパーサーが教える言葉の種まきです。「言葉の種まき」とは、ちょっと声をかけること。そのちょっとした一言が、人間関係を作っていくのです。
著者は「ひと言プラス」のパターンを持っているようなのです。こんにちは+「今日はどちらからいらっしゃいましたか?」とか、おはようございます+「今日は冷え込みましたね」。さらに、はじめまして+「めずらしいお名前ですねなどと話しかけるのです。
・どうってことない言葉の種が相手の心につながる「おはよう。最近順調?」「久しぶり。元気にしてた?」(p20)
日本人は、控えめですので、なかなか声をかけにくいのです。それでも、最初のきっかけくらい作れば、あとは相手の話を聴いていればいい。ちょっとなら、あなたでもできるかもしれません。自分でもできるかもしれないのです。
例えば、一緒にいる人のコンディションを気にしてあげましょう。これは気配りの一つです。「寒くない?」「暑くない?」「おなかすいてない?」「電車の時間は大丈夫?」「明日は早いの?」
・自分は話下手だからなあ、という方こそ、言葉の種まきにトライしていただきたいのです。なぜかというと、話下手だからこそ相手の話を引き出すことができるからです(p201)
人柄というものは、なんとなく分かってしまうものです。そのためにも一言声をかけたいものです。そうすることで、ちょっとだけ人間力が高まり、魅力が増すのでしょう。水橋さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・「自分がいいたいこと」をぐっとこらえる・・
×「あれ?今日はちょっとお疲れ気味?」
○「最近、仕事が忙しい?」(p103)
・会話のコミュニケーションではまず「そうですね」で共感する(p162)
・「少々お待ちください」の代わりに「かしこまりました。すぐお持ちします」(p107)
・「スミマセン」を「ありがとう」に変えよう(p110)
・私自身が上司にかけられた言葉で一番嬉しかったのは「いつも見えないところでみんなを支えてくれているよね」でした(p86)
【私の評価】★★★☆☆(79点)
目次
第1章 ひと手間の「言葉の種」が、人間関係を良好にする
第2章 「天気の話」にも大切な意味がある
第3章 「がんばってください! 」はNGワード
第4章 言葉の種まきはチーム力を上げ、トラブルを防ぐ
第5章 あなたの印象度をワンランク上げるテクニック
第6章 事実はひとつ、解釈は無数
著者経歴
水橋 史希子(みずはし しきこ)・・・研修講師/言葉の種まきアドバイザー、グロリアタイム株式会社 代表取締役。日本航空の客室乗務員として26年間勤務し、のべ300万人以上に接客。「言葉の種まき運動」をスタート。2011年、日本航空を退職。コミュニケーションを軸にした研修事業を行うグロリアタイム株式会社を設立する。独自のコミュニケーション技法を確立。「見た目はほめない」「相手の背景を汲み取る」といった指導によって、「なぜあいさつが必要なのかやっと実感できた」との声も多く、その大半がリピートしている。
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