「百年以上続いている会社はどこが違うのか?」田中真澄

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百年以上続いている会社はどこが違うのか?

【私の評価】★★★☆☆(79点)


■百年以上続いている会社には、
 共通点があるようです。


 まず、顧客からの信頼を
 最も大切にすること。


 気配り、心配りで、
 ファンを増やしていくのです。


・近江商人・・中村治兵衛が遺した家訓・・
 他国に行商する時、すべて我がことと思わず、
 その国の人のためにと高利を望まないで、
 利益は自分の努力に対して天から与えられる恵みと考え、
 あくまでもその国の人々を大切にすること(p87)


■そして、
 利益ばかり追うのではなく、
 コツコツと着実に稼ぐ。


 高利な金貸しや、
 リスクのある事業は慎重にする。


 人に迷惑をかけるような
 商売はしないということです。


・三井高房の「町人考見録」・・
 富家没落の原因となったのは大名貸である・・
 金山や新田などの山事も、・・
 かえって没落の原因となる・・(p51)


■いつの時代にも
 共通の商売の鉄則があるように
 感じました。


 鉄則を守りつつ、
 時代に合わせて商品を
 開発していく。


 そうした会社が
 生き残っていくのでしょう。


 田中さん、
 良い本をありがとうございました。


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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・ファミリービジネスを小規模事業と中小企業の
 中に含まれると解釈すれば、
 日本にはファミリービジネスは586万社あり、
 全事業所数の99.1%を占め、
 全従業員数の86.2%強の5059万人を
 雇用していることになります(p14)


・個業をスタートした人と出会った時の私は、
 「やるなら十年間は歯を食いしばって、
 年中無休の精神で頑張って続けてくださいね」
 と伝えることにしています(p19)


・顧客へのビフォア・サービスとフォロー・アップに
 力を注ぐことです・・
 老舗はこの二つのサービスに命を賭けています(p22)


・「手まめ」の習慣・・・礼状・感謝の便り・・
 見舞いの励ましの便り・・弔電・・転勤・
 退職・独立の際には、感謝・激励の便りを出す・・
 祝福の便り・・成功者ほど
 常に即時対応を心掛けているものです(p23)


・初代三井高利の家憲・・みんな共に睦まじく力を合わせ、
 家運の強固をはかれ・・各家の内より一人の年長者を挙げ、
 老分と称してこれを全体の総理とし、
 各家主は皆、老分の命を聞くものとする・・
 かたく奢 贅沢を禁じ、厳しく節倹を行うこと・・
 賢者能者を登用することに最も意を用いよ。
 下に不平怨嗟の声がないように注意すること(p50)


・企業が永続するには、規模の大小にかかわらず、
 何のために事業を行うのか、その目的を明確化する
 ための経営理念と、その理念を具現化していくための
 具体的な行動指針が欠かせません(p84)


・おれがおれがのが(=我)をおさえ、
 おかげおかげ(下=)で生きよ(p146)


百年以上続いている会社はどこが違うのか?
田中真澄
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【私の評価】★★★☆☆(79点)



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■目次

第一章 日本は圧倒的に世界一の老舗大国
第二章 老舗が激動の時代を乗り越え生き残ることができたのはなぜか
第三章 老舗に学ぶ事業永続の秘訣
第四章 老舗の家訓から見えてくる「まともな日本人」の生き方
第五章 老舗が挑む地域再生の姿
第六章 老舗に学び三十六年間独立人生を歩んできた私からの提言


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