「心が迷ったとき読む本―新しい「自分」を築くために」田中真澄
2004/11/26公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(76点)
要約と感想レビュー
田中真澄さんは、日本経済新聞社のサラリーマンから43歳で講演家として独立されたそうです。さすがにサラリーマン生活が長いだけあって、その言葉はサラリーマンの私の心と共振するようです。
会社員なら自分の担当の仕事を真剣に勉強する。どんな分野の仕事でも、日本一になれば見える世界が変わってくるのです。そうして専門を深く掘ることに、仕事の面白さがあるのでしょう。
・目下、自分が担当している仕事を、もっと長時間、もっと真剣にやってみることである・・・まわりの人が何といおうと、三年も一所懸命に働いている、次第に自分が見えてくる。(p26)
サラリーマンは基本的に与えられた仕事をするので、自分を見失いがちです。自分を見つけるためには、なにかに没頭してみる必要があるようです。自分のレベルを上げるために恥をかくこと、慣れるまでやり続けることが大切なようです。
人はいつになっても学ぶことができます。そうした学習をできるのが、他の動物と人間が違うところなのでしょう。知恵を持つことで、差別化するということです。
・どんな分野でもいい、これと思ったら一業にしぼって、できるだけ自分の時間をそれに投入することである。(p141)
この本で私が共感した名言
・私は『うまくなるには、慣れること。慣れるとは、常に恥をかき、常に歌うこと』と、自分に言い聞かせてきました。お客さんにぶつかっていくことが、何より腕を磨くことです。(福山市に残った最後の流しの歌手)(p77)
・ケンタッキーフライドチキンを創設した、あのひげおじさんサンダースさんは、第一回支給の老人年金を基金に、商売を始めたという。(p179)
【私の評価】★★★☆☆(76点)
目次
プロローグ 心が迷ったとき、どうするか
第1章 自分のほんとうの姿を見つめる
第2章 命がけで仕事に取り組む
第3章 自分の生き方を確立する
第4章 人生の再出発を成功させる
第5章 折り返し点を上手に曲がる
第6章 変化に惑わず歩みつづける
著者経歴
田中真澄(たなか ますみ)・・・昭和11年(1936年)福岡県出身。東京教育大学(現筑波大学)卒業。日本経済新聞社・日経マグロウヒル社(現日経BP社)を経て、昭和54年(1979年)独立。ヒューマンスキル研究所を設立、所長に就任。社会教育家として講演・執筆に活躍中
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