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「「田中真澄の」商売繁昌の法則―成功するビジネス・商人はここが違う」田中 真澄

2012/06/21公開 更新
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「田中真澄の」商売繁昌の法則―成功するビジネス・商人はここが違う (KOU BUSINESS)


【私の評価】★★★☆☆(78点)


要約と感想レビュー

 商人としての心構えを教えてくれる一冊です。基本は、その道で秀でること。そして、お客さまとの良い関係です。人から求められる人間となり、なにかあった時に思い出してもらえる人間になれば、食べていけるということなのでしょう。


 だから1点集中。自分の専門を深く掘るのです。これだけは負けないというものを持っていれば、生き残る可能性は高まるのです。


・「彼に○○をさせたらすごいぞ」と人にいわれるものを持っている人は、○○の仕事をする世界では、堂々と生きていける(p83)


 ここで大切なのは、単に商品が良い、腕がいいだけでは、成功しないということ。商売とは、お客様に選んでもらうものですから、「十円高くても買ってくれるお客様」が、どれだけいるか、ということです。


 つまり、安さだけで勝負している人は、もっと安い人が出てきたら簡単に負けてしまうということです。価格とは違う強味を持っていなければ、永続する商売はできないのです。


顧客の「引き」は商人のサービスからしか始まらない(p137)


 商人の基本を押さえた良い本だと思いました。時代は変わっても、商人は必要だし生きていくのでしょう。田中さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

早起きは三億円の得(p15)


・私たちの生きる目的は、・・「生涯、自分の潜在能力を磨き続け、 世の中に尽くす」ことである。(p162)


・名前を覚えることに賭ける店は強い(p116)


・「電話まめ」と「便りまめ」を併用すれば、相手に与える効果は倍増する(p102)


・人生100年の時代で本当の勝負は後半にあり(p209)


・私は朝から晩まで身を粉にして働いても、月20万か25万円にしかなりません。ところが、わたしの知っている家庭は保護家庭に指定され、市から何と月に25万円ももらっているというじゃありませんか。働くよりも遊んでいたほうがいいという社会、これはおかしいと思いませんか?(p212)


「田中真澄の」商売繁昌の法則―成功するビジネス・商人はここが違う (KOU BUSINESS)
田中 真澄
こう書房
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【私の評価】★★★☆☆(78点)


目次

第1章 勤勉の法則
第2章 弱者生存の法則
第3章 顧客サービスの法則
第4章 顧客を増やす法則
第5章 繁昌道・基本実践の法則
第6章 繁昌哲学の法則



著者経歴

 田中真澄(たなか ますみ)・・・昭和11年(1936年)福岡県出身。東京教育大学(現筑波大学)卒業。日本経済新聞社・日経マグロウヒル社(現日経BP社)を経て、昭和54年(1979年)独立。ヒューマンスキル研究所を設立、所長に就任。社会教育家として講演・執筆に活躍中


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