「ニュー・アース」エックハルト・トール

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ニュー・アース -意識が変わる 世界が変わる-
エックハルト・トール
サンマーク出版
売り上げランキング: 2166

【私の評価】★★☆☆☆(63点)


■人間にはエゴがある。
 欲望がある。

 そうしたエゴを超越したのが、
 新しい人類である、
 というのが著者の主張です。

 トールさんはドイツ生まれ、
 イギリスを経由して
 カナダ在住です。


・柔和な人とは、エゴのない人だ。・・・
 柔和な者が地を受け継ぐということだ。
 たったいま、地上に人類の新しい種が生まれようとしている。
 あなたもその一人だ!(p330)


■しかし、実際の国際社会では、
 エゴむき出しというのも
 事実です。

 領土問題もある。
 経済制裁もあるし、
 戦争ある。

 宗教間対立もある。

 戦争をしているのは、
 あなたの友人じゃありませんか。


・宗教は人々をまとめるよりもむしろ分断する力となっていた・・・
 人々はこの新年をよりどころに自分が「正しく」て
 相手が「間違っている」と断じ、敵を、
 「他者」「異端」「間違った思想の持ち主」と呼んだ・・・
 対立者の殺害すらもたびたび正当化した(p23)


■こうして読んでみると、
 新人類に一番近いのは
 日本人なのかもしれません。

 領土を侵略されても、日韓友好。
 漁船を銃撃されても、日露友好。
 漁船に衝突されても、日中友好。

 津波と放射能がきても、耐え忍ぶ。

 宇宙人といわれる首相もいたし、
 懐の深さでは世界一でしょう。


 和の心を持った人類が
 この本で一人でも増えることを望みます。

 トールさん、良い本を
 ありがとうございました。


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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・老師がふいに口を切った。
 「お前にはあの谷川のせせらぎが聞こえるか?」(p256)


・死が近づくと、所有という概念そのものが
 まったく無意味であることが暴露される。(p52)


・人類はエンジンだけでなく爆弾、機関銃、潜水艦、
 火炎放射器、毒ガスを発明していた。・・・戦況が膠着した
 フランスとベルギーの国境付近では、泥土を数マイル前進
 するために数百万の男たちが塹壕で死んでいった(p19)


・エゴは他人を糾弾するが、自らがそれとまったく同じことを
 しているのに気づかない。その事実を指摘されれば怒って否定し、
 巧みに反論し、自己正当化のために事実を歪曲する。
 個人もそうだし、企業も政府もそうだ(p130)


・女性が向かいに座った・・・
 彼女がどうも正気には見えなかった・・・
 休みなく独り言を言っている・・・
 あんなふうになったらおしまいだよな、と思った。・・・
 私は思っただけでなく、口に出していたことに
 気づいて愕然とした。なんてことだ、もうすでに同じだ(p42)


・スーフィ教徒たちに伝わる古い物語・・・
 中東のある王様は・・使いを出して、悟りを開いたと
 評判の賢者を呼び寄せた。・・・
 「私はあなたのようになりたい・・・
 金の指輪が入っていて、指輪には文字が掘り込まれていた。
 こんな言葉だった。
 「これもまた過ぎ去るだろう※」(p243)

This, too, shall pass.
「これも、いずれは過ぎいくものだ」


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