【書評】「ピーター流外国語習得術」ピーター・フランクル
2012/06/19公開 更新

Tweet
【私の評価】★★★★★(92点)
■数学者にして大道芸人、ご存じ
ピーター・フランクルさんの一冊です。
フランクルさんは、なんと12ヶ国語を
話すことができます。
勉強法としては、英語漬けのように
短期集中しています。
そして、できるだけネイティブと
話す機会を作っている。
使って覚える・・・
という感じでしょうか。
・接着剤の一つは、なんといってもやはり、
「すぐ使ってみる」ということです・・
使ってみると相手の反応がいまひとつ
ちがうということがよくあるからです(p96)
■語学を覚えよう!というモチベーションは、
多くの場合は「女性」。
素敵な女性と近づくために、
その人に誉められたいから
勉強しているケースが多い。
ちょっと不純ですが、
もっとも強力な動機なのかも
しれません。
・できるようになるかならないか、
どちらに行くかという境目は、
やっぱり強い目的意識が出てくるかこないかだと思います。
必ずしも異性関係でなくてもいいのです(p55)
■この本は、外国語学習法だけでなく、
外国語習得のメリットを教えてくれます。
外国語を習得することで、
視野が広がる。
これこそが本当の語学を
学ぶ意味なのでしょう。
フランクルさんの国際人としての考え方が、
非常に参考となりました。
フランクルさん、良い本を
ありがとうございました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・カタカナで発音を覚えても、
実際にはなかなか通じないことが多いのです。・・・
発音の基本は勉強のはじめの段階で習うことです。
最初が肝心です(p152)
・実際にその単語を使って何かを説明するとか、
会話のなかで覚えるとか、
そうやって単語に接着剤がついて
脳のどこかになんとなくくっつけることができる(p7)
・相手のいろいろな口癖を学ぶことも
単語や言い回しを覚える一つの方法です。
どんな人にも口癖があります。(p100)
・日本人のいちばん大きな問題のひとつは、
いつも複雑なことを言おうとすることです。・・・
できるだけ簡単なことを言うことが大切です(p141)
岩波書店
売り上げランキング: 117710
【私の評価】★★★★★(92点)
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 50,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|
コメントする