「「ドラえもん」に学ぶダメな人の伸ばし方」小林 奨
2015/01/19公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(71点)
■「人を見て法を説け」とは、
昔から言われているとおり、
コミュニケーションの基本なのでしょう。
うまくやっている人は、
自分なりの簡易な分類を
持っているらしい。
この本では、「ドラえもん」の
のび太君、ジャイアン、スネ夫、
しずかちゃん、ドラえもん別に
特徴と対応を考えます。
・上司の指示を待たずに勝手に行動してしまう人の場合は、・・
「明確化されたトラブル対処のルール」を
手渡すといいでしょう(p85)
■この本が役立つのは、
職場で関係の悪い人に対して、
どうすればいいのか考えるとき。
この人がいちいち反論してくるのは、
なぜなんだろう?
相手の気持ちがわかれば、
対応も変わるのです。
・「分かりました、任せてください!」
と、その部下が言ったとします。
そのような時、相手はどのような
表情をしているでしょうか。(p149)
■私は、「しずかちゃん」と「ドラえもん」の
中間ぐらいでしょうか。
こうした分析をすることが、
「人を見る」一歩となるのでしょう。
小林さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・ジャイアンタイプの伸ばし方・・
許可を待たずに行動してしまう人・・
「十分な見通し」を与えることが重要になります(p80)
・得意先でいつも相手の立場を無視した
物言いをする部下がいるならば・・・
概念的な説明をするよりも、
「ここにイラストで書いてあるやりとりが
『取引先でのNG集』だ。
やり取りを少し練習してみよう」
と言って練習させる・・(p106)
・陰口ばかり言う人は、陰口を通じて
「自分を認めてほしい、受け入れてほしい」という
『感情情報』を発しているケースがあります・・
頑張っている自分を褒めてほしい(p159)
・「過剰に人に気に入られようとする人は、
自信=自己肯定感が低いため、
他者から見捨てられることを過剰に恐れている」
という傾向があります(p164)
・「相手の言動にとにかく敏感な人」は、
内面に「不安」を持っているケースが多くあります・・
話を聞く際には、「うん」「なるほど」
などとうなずきながら、しっかり相槌を打ち、
「いや、でもさ・・」と相手の感情を妨げるような
反論をしないことが重要になります(p176)
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【私の評価】★★★☆☆(71点)
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■目次
第1章 のび太君タイプの伸ばし方
第2章 ジャイアンタイプの伸ばし方
第3章 スネ夫君タイプの伸ばし方
第4章 しずかちゃんタイプの伸ばし
第5章 ドラえもんタイプの伸ばし方
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