「流しの仕事術」パリなかやま
2014/11/14公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
要約と感想レビュー
昔、日本には「流し」という職業がありました。「一曲、いかがですか?」実は、最近、東京で「流し」ている人がいるらしいのです。もし、あなたも特技があるのなら、「流し」を考えてみてはどうでしょうか。
・流しの売り物の中でも私が断然オススメするのは「歌」である(p19)
「流し」は飲食店に出没します。「流し」をしていると良いお客さんもいれば、カラむお客さんもいる。酒が入っていれば、人の本性が見える。さらに完全歩合制だから、マジ厳しい世界なのです。
だから、ヤジったり、カラむお客さんは悲しい人なのです。ヤジっているのは自分なのです。ヤジらないとどうしようもない心の苦しさに悩んでいる人なので、お酒で抑えることができなくなったのでしょう。
・人間性に対するヤジがある。・・・これはヤジの発信者自身に向かっている言葉である。多くの場合、実際に「そのヤジを言われてきた人」だ。流しに叫びながら自分自身に叫んでいるのだ(p95)
「流し」とは芸能人だと思いました。自分の魅力だけでお金を稼いでいくのが「流し」なのです。ビートルズもデビュー前には1日8時間も演奏して金を稼いでいたし、スティービーワンダーも路上でハーモニカを演奏していたのです。パリなかやまさん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・占い、マッサージ、儲け話・・・特技があればスグ流すべし!(p12)
・人と会うのが楽しい!という感じが出ている人は強い。流しに重要な素養。ただし、「俺イズム」が強すぎないようバランスを。(p87)
・最後に、やれ「返金だ!」とミミっちいことを言ってくる輩はよほど気に入らなかったか、相性が悪いわけで、いっそのことお金を突っ返して黙ってもらえばよい(p65)
・流しの体や持ち物に集金場所を設ける・・・賽銭箱のレプリカをつくってもいいし、貯金箱でもいい。ギターヘッドに「おみくじ風」に結んでもらうのも効果的だ(p51)
【私の評価】★★★☆☆(77点)
目次
1 流しは特技を売れ!
2 流しは場所を探せ!
3 流しはポイントを押さえろ!
4 流しはチャンスを見極めろ!
5 流しは工夫を怠るな!
6 流しは未来を自ら掴め!
7 流しはトラブルに打ち勝て!
著者経歴
パリなかやま・・・1976年東京生まれ。新世代の流し。音楽ユニット、コーヒーカラー代表。
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