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「「社会のゴミ」と言われたボクだからわかる『人生を変えるコツ』」小川 泰史

2014/11/10公開 更新
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「社会のゴミ」と言われたボクだからわかる『人生を変えるコツ』 (自己啓発)


【私の評価】★★★★★(94点)


要約と感想レビュー

社会のゴミと言われる

プライドが高いのに、営業成績はビリ。話がヘタで、ろくにセールスができない。そのうえ、上司に叱られては反抗する。


同僚から「社会のゴミ」と言われるのも当然でしょう。著者はその会社を退職します。


何かしらの障害や不利がある時、克服しようとする過程において、突出した能力を身につけたりしている(p216)

社長にビールを掛ける

次の会社では、話せないならと、手紙を書いてセールスをしました。そして車を売るのではなく、お客様のお役に立つことを提案したのです。するとどんどん営業成績が上がってきたのです。著者は有頂天でした。


調子に乗っていた著者は、後輩の人事の不満から社長にビールを掛けてしまったのです。結局、著者は左遷されます。


人はな、感謝されて、自分が認められてもらうと自己重要感が高まるんだ。・・・小さなお願いをして、感謝する。次に、もう少し大きなお願いをして、もう少し大きな感謝をする。(p56)

小さなお願いと感謝

そこで著者は、セールスの達人と出会います。達人は、人をアゴで使います。部下もそれに従う。なぜだ?それは、小さなお願いと感謝だったのです。


素晴らしいストーリーでした。(実は、ストーリーはもう一つあるのですが・・)だれでも良い点、欠点があり、その中で人のお役にたつことをしていけばいいのだとわかりました。社会のゴミさん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・ダメな部下なんていない。・・・できないものは仕方ないんだよね。代わりに何ができるか、見つけてあげるのが上司だからさ。(p33)


・言いたいことを言う、そこから始めるべきだと判断しました。いったい、なぜそんなに我慢してしまうのか、自分で考えたことはありますか?(p121)


・人一倍、気を遣って、目の前の相手を喜ばして、自分はずっと我慢してきた。自分の道を譲って歩いてきたんだ・・・何を我慢してきた?なんで、それだけ人に気を遣わないといけなかった?(p171)


・自分の過去と、今できることの因果関係を洗い出し、毎日誰かの役に立て・・・心理学について調べ、人の感情を学ぶ。(p191)


一見、不利・不遇と感じる環境は、未来の自分から見たら、大きなアドバンテージになっている場合が多いものです(p216)


・「人を見極める目」を持つまでは、どうしても「量」を追いかける時間は必要です(p226)


・「あなたが言うのなら、サービス、商品は何であっても買います。申し込みます」と言っていただける人は何人くらいいるでしょうか(p236)


「社会のゴミ」と言われたボクだからわかる『人生を変えるコツ』 (自己啓発)
小川 泰史
KADOKAWA/中経出版
売り上げランキング: 52,584


【私の評価】★★★★★(94点)


目次

第1章 「社会のゴミ」と言われたボクが生まれ変わったキセキ
第2章 「借金、浮気、妊娠、中絶、詐欺、男運のない36歳、 美人女性が自分の過去を塗り替える! 」
第3章 「会社の歯車から抜け出せないトップセールスマンが日本一に! 自分らしい人生を選択! 新天地へ」
第4章 「人生を変える三角形の作り方」



著者経歴

小川 泰史(おがわ やすし)・・・1975年 北海道生まれ。北海学園大学法学部卒。「社会のゴミ」とまで言われたダメセールスマンだったが、さまざまな出会いを得て人生のどん底から這い上がり、2010年に株式会社本田技研工業のQCプレゼン大会で日本1位受賞、世界大会出場。その後、運命的な出会いからコンサルタントに転身、わずか8カ月で取締役に就任する。1年で6000万円を売り上げるコンサルタントとなるも、クライアントの売り上げを伸ばすために重要なのはノウハウではないと悟る。過去の体験から「自分の価値」と「使命」に気づいてもらうために「5つの質問」で行われる「ストーリーコンサルティング」を展開し、クライアントに人生のステージが変わるほどの変化をもたらしている。自分の価値探しと、人生を変えるための機会を多くの人に伝えるため、2014年4月にクローバー出版を立ち上げ、コンサルティングと新人のプロデュースを手がけている。


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