「私がくまモンの上司です」蒲島 郁夫

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私がくまモンの上司です――ゆるキャラを営業部長に抜擢した「皿を割れ」精神

【私の評価】★★★☆☆(79点)


■熊本県知事の
 蒲島(かばしま)さんの一冊です。


 熊本県といえば、
 天皇・皇后と面会した「くまモン」でしょう。


 「くまモン」は、
 2011年の九州新幹線開業へ向けて、
 熊本県の認知度アップ作戦のマスコットとして
 生まれました。


 こうした自治体による異色のPR活動の背景には、
 異色の知事 蒲島さんがいたのです。


・いわゆる「ご当地キャラ」を、
 県庁のような自治体が職員として雇ってしまう(p29)


■蒲島知事は、農協職員から畜産学を米国で学び、
 ハーバード大学大学院で政治学博士号。


 筑波大学講師、教授を経て東京大学教授という
 異色の経歴を持っています。


 もとから政治家になりたいと考えていたようで、
 若い頃から生意気な発言をしていたとのこと。


 「できないと思うのではなく、どうやったらできるか
 「皿を割れ」
 「120%準備する」


 思い切った活動が熊本県から出てくる背景には、
 こうした県知事の方針があるわけです。


・「期待値を超えよ」・・・
 「次は前回よりも難易度の高い仕事を任せたい」
 というふうに、より水準の高い挑戦の機会を
 与えられるのです(p222)


■トップの考え方というのは、
 組織にとって決定的に大事なんだなあと、
 感じました。


 決して叱らない、強制しない、
 というのも実はすごいのではないかと
 感じました。


 この点はもう少し調べてみたいですね。


 蒲島さん、
 良い本をありがとうございました。


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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


強制しない・・・自分の命令に強制的に従わせたり、
 従わない職員を罰したりすることはありません・・・
 やらされ感がある限り、部下たちは能動的に
 仕事をしないでしょうし、責任感も生まれません(p157)


・「ここまでやったから大丈夫」・・120%準備する・・
 私の一学期の成績は最高のストレートA(全優)でした・・・
 特待生として授業料免除を受けられることになり、
 いくつかの奨学金をもらえたのです(p200)


・「ああ無情(レ・ミゼラブル)」が
 面白かったのがきっかけで、
 それ以来本の虫になりました。
 小学校の図書室に置いてあった
 小説は、卒業までにほとんど全部
 読んでしまいました
(p185)


・現行の川辺川ダム計画を白紙撤回し、
 ダムによらない治水対策を追求すべきであると
 判断いたしました(p137)


・熊本港にガントリークレーンを導入する・・
 ガントリークレーンがあると精密機械の輸出ができる・・・
 私は中古で買うことを提案したのです・・・
 105万円のガントリークレーンを見ていただきたい(p124)


【私の評価】★★★☆☆(79点)


■目次

第1章 熊本の営業部長くまモンは、最初は臨時職員だった
第2章 くまモン、日本から世界へ
第3章 合い言葉は、「皿を割れ」
第4章 リーダーとしての仕事術
第5章 逆境の中にこそ、夢がある
第6章 私の使命は熊本県民を幸せにすること


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