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「体を壊す13の医薬品・生活用品・化粧品」渡辺 雄二

2014/01/25公開 更新
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体を壊す13の医薬品・生活用品・化粧品 (幻冬舎新書)


【私の評価】★★★☆☆(77点)


要約と感想レビュー

 現代社会は、シャンプー、石けん、歯磨き粉、入浴剤、合成調味料などの工業製品に取り囲まれて生活しています。こうした普通の生活用品に対して、実は健康に悪いのでは?という問いかけをしてくれる一冊です。シャンプーで髪が薄くなる・・・といわれるとショックではありませんか?


・シャンプーの成分が毛根に作用し、髪が抜けやすくなる(p60)


 私が怖いと思うのは、カロリーオフ食品です。これらの食品には、アスパルテーム、スクラロース、アセルルラムKといった甘味料が使われています。カロリーゼロなのに、砂糖の数百倍もの甘みを持つ合成甘味料。多量に摂取すると、頭痛、めまいがおこるとか、脳腫瘍や白血病を起こす可能性があるという研究結果があるのです。


 私たちにはまだ知らないことがあり、今は、ある種の人体実験が進行中ということなのかもしれません。


アスパルテームは体内でメチルアルコールを分離することがわかっています・・・脳腫瘍を誘発するのではないか・・・白血病を起こすという実験データあり(p140)


 今の社会を生きるには、工業製品と付き合っていくしかありません。無知でいるよりも、ある程度リスクを知ったうえで、商品を使っていきたいものです。渡辺さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・ボディソープが、アトピー性皮膚炎を引き起こしているケースもあるようです(p52)


・皮膚に対する刺激性、また河川を汚染することなどを考えると、市販のボディソープを使うことは考えたほうがよいでしょう。少し昔に戻って、石けん(脂肪酸ナトリウム)を使うほうがよいと思います(p54)


・インドメタシンやフェルビナクという、鎮痛作用の強い成分を含んだ貼り薬が次々に売り出されています・・・痛みを麻痺させることにメリットはない(p116)


・お腹をくだしたら下痢止めを飲む→下痢は有害なものを排泄するためで、無理に止めてはいけない(p189)


体を壊す13の医薬品・生活用品・化粧品 (幻冬舎新書)
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渡辺 雄二
幻冬舎
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【私の評価】★★★☆☆(77点)


目次

プロローグ お金を払って不健康になっている?
NG1 ヨードうがい薬でうがいをする
NG2 歯磨き粉を使って歯を磨く
NG3 ボディソープで体を洗う
NG4 シャンプーで髪を洗う
NG5 健康のためにサプリメントを飲む
NG6 お風呂に入浴剤を入れる
NG7 除菌剤で室内空間を殺菌する
NG8 腰の痛みに貼り薬を貼る
NG9 美白化粧品を使う



著者経歴

 渡辺 雄二(わたなべ ゆうじ)・・・1954年生まれ。栃木県出身。千葉大学工学部合成化学科卒業。消費生活問題紙の記者を経て、1982年からフリーの科学ジャーナリストとなる。食品、環境、医療、バイオテクノロジーなどの諸問題を提起し続け、雑誌や新聞に執筆し、現在にいたる。とりわけ、食品添加物、合成洗剤、遺伝子組み換え食品などに詳しい。


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