「経営戦略全史」三谷 宏治

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経営戦略全史 (ディスカヴァー・レボリューションズ)

【私の評価】★★★★☆(85点)


■経営書に載っている戦略を
 図を使いながらわかりやすく教えてくれる一冊。


 経営書は嫌いですが、この本なら読める・・
 と感じました。


 本当に1時間くらいで読めたのです。


 私は戦略やフレームワークは嫌いですが、
 状況や思考を整理するためには
 知っていなくてはならない知識だと思います。


 その点、この一冊で
 全体を俯瞰できるのは素晴らしい。


・日本軍 失敗の本質・・戦略上の失敗要因は、・・
 ひとつはすべてにおける曖昧さ、もうひとつは柔軟さの欠如です。
 組織上の失敗要因は、「情実人事による仲良しチーム」で
 「あくまで上意下達(トップダウン)」的に戦争を遂行(p354)


■私が注目したのはA/Bテストでしょうか。


 インターネットや広告の世界では常識なのですが、
 とにかく実験してみるということ。


 テストで検証したデータのみが
 事実ということです。


 製造業であれば、とにかく試作品を作ってみる。


 作ってみると、わかるのです。


・わかったのは「やってみなくちゃ、わからない」ということ、
 そして、どう上手く素早く「やってみるか」、
 そしてそこから素早く「学んで修正して方向転換するか」
 という力こそがすべてだ、ということでした(p375)


■企画系の人には、読みやすいという点で
 ありがたい一冊だと思います。


 重要ではありませんが、
 知っておかなければならない知識です。


 三谷さん、 
 良い本をありがとうございました。


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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・GMは作業者を利益追求のための(削減すべき)
 コストとして考えているが、作業者は人間であり
 活用すべき経営資源である(ドラッカー)(p71)


・コンセンサス重視の日本企業では、戦略というものが
 求める「厳しい選択(Hard Choice)」は行えまい・・・
 日本企業は顧客満足を重視するあまり、すべての顧客に
 その求めるすべての商品・サービスを提供しようとして、
 自社のポジショニングを失ってしまう(p234)


・企業戦略とは機械的には決まらない「アート」である(p103)


・NPOのカーン・アカデミーは、高品質の
 教育コンテンツを無料でオンラインで提供しよう
 とするものです・・・授業動画は3000本を超え、
 毎月100万人以上が使うサイトとなりました(p321)


・年間7000回の試行錯誤がグーグルを改善する・・・
 A/Bテストとは、AとBのやり方を、両方試し
 にやってみて、よかった方を採用する

 という方法です(p336)


・IDEOは圧倒的な試作力を誇ります・・・
 「荒削りな試作品をどんどん作る、が社風となったとき、
 見違えるほど多くのアイデアが具体化するようになる」(p361)


・「やってみよう(Just do it)」精神が会社を潰す・・・
  ・顧客に価値を提供できないものはすべてムダ
  ・それが検証できないもの、学びにつながらないものは
   すべてムダ
(p379)


経営戦略全史 (ディスカヴァー・レボリューションズ)
三谷 宏治
ディスカヴァー・トゥエンティワン
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【私の評価】★★★★☆(85点)


■目次

第 1 章 近代マネジメントの 3 つの源流
第 2 章 近代マネジメントの創世
第 3 章 ポジショニング派の大発展
第 4 章 ケイパビリティ派の群雄割拠
第 5 章 ポジショニングとケイパビリティの統合と整合
第 6 章 世紀の経営環境と戦略諸論
第 7 章 最後の答え「アダプティブ戦略」


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