「競争優位を実現するファイブ・ウェイ・ポジショニング戦略」フレッド・クロフォード、ライアン・マシューズ
2014/01/09公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(72点)
■ファイブ・ウェイとは、5つの分野、
価格、サービス、アクセス、商品、経験価値。
これらをすべてを平均点(3点)以上にした上で、
1つで業界No1(5点)
もう1つで差別化(4点)を目指すのが
本書のポジショニング戦略です。
・スーパーが5つの分野すべてに秀でる必要はないが、
その分野の仕事ぶりについても、たとえば、
オンライン書店に比べれば、相当高い水準を求められる(p60)
■つまり、経営とは単純なものではなく、
多くの要素のバランスからできている。
平均点は確保したうえで、
自社の強みを強化していく。
例えばBMWは商品だろうし、
ウォルマートは価格。
セブンイレブンはアクセスが強い。
だからといって、
他の分野をないがしろにはできないのです。
・今日、コンビニからレストランに至るまで、
企業は「常時営業中」のビジネスモデルを採用している・・・
インターネット企業の場合はもちろん、
昼夜を問わず営業している(p185)
■バランススコアカードに近い考え方だと
思いました。
5つの視点で、自分を分析してみると
抜けている部分が見えてくるかもしれませんね。
クロフォードさん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・今日では、ほとんどの消費者がこう感じている。
きちんと機能し、役目を果たしてくれる商品や
サービスなら十分だ、と。(p213)
・価格の神話:企業は安さを誇るが、
消費者は公正な価格を評価する(p47)
・サービスの神話:基本をしっかりやること(p48)
・アクセスの神話:
もはや立地だけを指してはいない(p49)
・経験価値の神話:
顧客との親密さがものを言う(p49)
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【私の評価】★★★☆☆(72点)
■目次
第1章 今、消費者が企業に求めているものとは?
第2章 ファイブ・ウェイ・ポジショニングという新たなビジネスモデル
第3章 価格で市場を支配する
第4章 サービスで市場を支配する
第5章 アクセスで市場を支配する
第6章 商品で市場を支配する
第7章 経験価値で市場を支配する
第8章 ファイブ・ウェイ・ポジショニングを実践するには?
第9章 供給プロセスの現実
第10章 ファイブ・ウェイ・ポジショニングにも通用するのか?
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