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「自分がいなくてもうまくいく仕組み」山本 敏行

2013/12/10公開 更新
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自分がいなくてもうまくいく仕組み


【私の評価】★★★☆☆(79点)


要約と感想レビュー

 チャットワークというIT系企業の業務の工夫を教えてくれる一冊です。IT企業とはいえ、やはり時間管理、会議のやり方、業務の進め方に苦労していると感じました。いかに、だれでも仕事を進めることができるようにするのか。


 まずは、仕事について記録するところからはじめる必要があるようです。例えば、時々、全社員に2日間、15分毎に自分が何をやっていたかをメモして、仕事を記録し、分析することがあるというのです。


・とくに企画の初期段階では、自分の仕事をできるだけ記録として残せるような仕組みづくりを意識しましょう・・・私は過去に自分が身につけたノウハウは、全て記録に残すようにしているのですが、そのような数々の記録は、再び同じ道を辿る際の地図になります。(p32)


 仕事のツールとしてはGoogleAppsのGメール、カレンダー機能に加えて、自社のチャットワークの掲示板、タスク管理を利用。会議はできるだけコンパクトに。会議を1回30分、長くても1時間まで。参加人数も、1つの会議で4人まで。あとは動画を議事録として利用するというのが、印象的でした。


 仕事のやり方というのは、会社のカラーもあり、人それぞれ好みもありなかなか難しいものだと思いました。最終的には自分のスタイルがあればいいのだと思います。山本さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・私が社内でよく言っているのは、「同じことを2回話す機会があるなら動画にしなさい」ということです(p37)


・「ランチトーク制度」・・毎月1回、自分より立場が上の上司であれば誰でもよいので、ランチトークを申し込むというルールにしていますが、ランチ代は会社が支給しています(p87)


・任せたい仕事に興味を持っているかどうかを確認しましょう・・・「○○さん、これをやってみたら、○○さんに向いていて成長にも繋がると思うんだけど、どうかな?」といった形です(p25)


・自分が成長してより優れたリーダーになるためにこそ、任せる気持ちを持ち、自分のコピーを作るべきなのです(p16)


自分がいなくてもうまくいく仕組み
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山本 敏行
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【私の評価】★★★☆☆(79点)


目次

第1章 自分のコピーを作る
第2章 理念・ビジョンを共有する
第3章 スタッフとの心の距離を縮める
第4章 メールの時代は終わりました
第5章 自分を高める



著者経歴

 山本敏行(やまもと としゆき)・・・中央大学商学部卒業。株式会社 EC studio 代表取締役。ドットコムバブル全盛(2000年)のアメリカ留学中に21歳で起業。中小企業のホームページの売上アップ支援サービスの導入実績は累計5万社以上。現在はホームページ売上アップ支援サービスに加え、 業務効率を高めるIT活用法の導入を支援している。iPhoneとツイッターを全社導入した事例を発表したことで、ネットの注目を浴びる。


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